『ワンピース』「太陽の神 ニカ」に続くのは? 「神」説が浮上する3人の候補者
『ONE PIECE(ワンピース)』では、ルフィが食べた悪魔の実が「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ」だった事実が判明しました。このことから「残り3人の神はどうなる?」との声が聞かれてします。
神の能力を持つ人物は全部で4人?

『ONE PIECE(ワンピース)』は、各所に張りめぐらされた無数の伏線や、鮮やかな伏線回収が見どころのひとつに挙げられます。昨今では「ゴムゴムの実」の正体が「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ」だったことが話題を呼びました。
実は「ニカ」に関する伏線は「空島編」で、すでに描かれていたのではないか、という意見が見られます。第31巻287話「神殺し」では大戦士であるカルガラの娘が、災いを鎮めるための生贄に捧げられるシーンが描かれ、祭司が祈った神々の名前がそれぞれ「太陽の神」「雨の神」「森の神」「大地の神」でした。
このことから「モデル:ニカ」の「ニカ」が、太陽の神「ニカ」を指しているならば、「ほかにも神の能力を手にする者が存在するのでは?」と、ささやかれるようになったのです。もし、今後ルフィと同じく「神をモデルとした能力を持つ者」が現れるとしたら、それは一体、誰になるのか、それぞれの候補を見てみましょう。
「雨の神」で最も有力視されているのが、「アラバスタ編」で登場したネフェルタリ・ビビです。「バロックワークス(B・W)」との戦いのなかで、ビビと雨には何らかのかかわりがある、と考えられるようになりました。
作中ではビビが「戦いを!!! やめて下さい!!!!」と民に叫ぶなか、ようやく雨が降り出します。戦いの裏でスモーカーが「人工降雨船」を発見して確保したものの、雨を降らす「ダンスパウダー」は使っていない、と語っていたことから、「(雨が降ったのは)ビビのなかに眠る『雨の神』の能力だったのでは?」と、「雨の神」に最も近い存在として考えられるようになりました。
続いて「大地の神」として有力なのは、黒ひげ海賊団の提督であるマーシャル・D・ティーチです。「大地」に関係する能力といえば、ティーチが白ひげから奪った「グラグラの実」が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。地震を起こせる能力から「大地」とのかかわりが深い人物と考えられているようです。
また、ティーチとルフィの関係はこれまで、お互いにモノの見方や考え方が正反対であるなど、不自然なほど対称的に描かれてきました。この対称的な描かれ方が「太陽」と「大地」にかけられているのならば、「グラグラの実」の能力を奪った本当の理由は「『大地の神』の力が欲しかったから」なのかもしれません。
「森の神」に関しては「チョッパー確定じゃない?」「緑牛の『モリモリの実』が覚醒するのでは?」など、複数の候補が見られます。そのなかでも、特に「可能性が高そう」といわれているのが、リュウグウ王国の王女である、しらほしでした。
しらほしは長い間、塔に閉じこもっており、母のお墓が立てられた「海の森」へ行くことが夢でした。最終的にはルフィの手を借りて夢を叶え、その後「本物の森」へ行ってみたいと語っています。
ほかのキャラと比べると「森に行くという夢がある」だけでは関係性が薄いかもしれませんが、しらほしを推す理由は、これだけではありません。
もし、この4人が神の力を手にしていた場合、第90巻908話「世界会議開幕」にてイム様が「歴史より消すべき“灯”」の候補と考えられる、4枚の写真の人物とも一致することになるのです。
この時点で、イム様が自分の対抗勢力となり得る4人を、事前にマークしていたとする可能性は十分にあります。果たしてこの答え合わせは、いつになるのか、今後の展開に期待しましょう。
(マグミクス編集部)