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弱いと困るのに! 『ワンピ』かませにされがちな「海王類」の実力にファン疑問?

『ONE PIECE』の1巻1話から登場している海王類は、シャンクスが腕を食べられてしまったシーンがあるものの、ルフィを始めとした強者たちにたびたびボコボコにされており、ネット上では「なんか弱くない?」とその強さを疑う声もあがっていました。

そもそも海王類は強いのか

かつて海王類「近海の主」に左腕を喰われたシャンクス「ワンピース DRAMATIC SHOWCASE 4th season vol.1 全2種セット ルフィ・シャンクス」(バンプレスト)
かつて海王類「近海の主」に左腕を喰われたシャンクス「ワンピース DRAMATIC SHOWCASE 4th season vol.1 全2種セット ルフィ・シャンクス」(バンプレスト)

『ONE PIECE(ワンピース)』の世界の海には、「海王類」と呼ばれる巨大な海洋生物が登場します。海王類は人々に恐れられており、その強さは作中でも屈指と考えられています。

 しかし、そんな海王類がたびたび、ルフィなどの強者たちにあっさり負けていることにより、ネット上では「そもそも海王類は強いのか」「海王類、いろんなキャラに負けすぎ」など、海王類の強さに疑問を抱いている人も多いようです。

 海王類は基本的に「偉大なる航路(グランドライン)」を挟むように位置している、「カームベルト」という海域を巣にしており、それが理由で容易には通ることのできない海となっています。このカームベルトによって、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」が存在すると考えられているグランドラインには、簡単には立ち入れないようになっているのです。

 もし海王類が弱いということになると、カームベルトをたやすく通れるようになって設定が崩れてしまいます。

 また、『ONE PIECE』には物語のカギを大きく握る「古代兵器」が存在します。この古代兵器は3つ存在し、そのうちのひとつが海王類を操ることができる伝説の人魚・しらほしが正体の「古代兵器ポセイドン」です。彼女が操る海王類が弱かったら、この古代兵器ポセイドンもそこまで怖くない存在ということになるでしょう。

「海王類はなぜあんなにも数々のキャラたちに負けているのか」という疑問についてですが、海王類が弱いから負けているのではなく、海王類に勝つキャラが強すぎるともいえます。海王類を倒したキャラを一部挙げると、ルフィ、「冥王」シルバーズ・レイリー、海軍本部中将のモモンガ、巨人族のドリーとブロギーがいます。

 ルフィは第1話の最後で、「近海の主」という海王類を倒しました。当時は今ほど強くなかったものの、現在では四皇にまで上り詰めている主人公です。

 レイリーは、元ロジャー海賊団の副船長で、海軍大将の黄猿と互角に戦うなど作中でも屈指の強さを誇ります。モモンガは海軍本部の中将ですし、ドリーとブロギーの懸賞金はふたりとも1億で、彼らが使う技「覇国」は異常な威力を持っています。

 このように見てみると、海王類を倒しているのはかなりの強者しかいないため、海王類は少なくともそれなりの強さを持っているといえるのではないでしょうか。少なくとも一体ではなく、大勢で一斉攻撃を仕掛ければとんでもない威力となるでしょう。

 また、近海の主に至っては、第1話で作中最強クラスのキャラであるシャンクスの左腕を食いちぎっており(最近は「シャンクスがわざと食べさせた説」もありますが)、海王類がいかに強いかが分かるシーンとなっています。

 海王類の強さについて、ネット上では「シャンクスの腕を食いちぎっているから実はめちゃくちゃ強い」「覇気持ちには勝てないだろ」「ルフィたちがカームベルトに立ち入った際に出てきた、一番デカい海王類は単純に強そう」「悪魔の実の能力者は船を壊されると溺死するから海王類は怖い」など、さまざまな意見が飛び交っています。

『ONE PIECE』は最終章に入っており、いずれは古代兵器ポセイドンの力で今後たくさんの海王類が登場することが予想されています。しっかりとその強さに確信を持たせてくれるような海王類が現れることに期待しましょう。

(LUIS FIELD)

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