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勝てる気がしない! 『ドラクエ』プレイヤーの心をへし折った極悪非道のモンスター選

RPGのお約束「負け確イベント」かと思いきや、普通に全滅した、という経験はきっと大勢のプレイヤーが経験していることでしょう。「ドラゴンクエスト」シリーズの、そうしたプレヤーの心を折りにくる強敵を見ていきます。

2度目の対峙でも勝てないと錯覚するくらい強いゲマ

『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』PVより、相変わらず憎々しい面構えのゲマ (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX (C) SUGIYAMA KOBO
『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』PVより、相変わらず憎々しい面構えのゲマ (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX (C) SUGIYAMA KOBO

「ドラゴンクエスト」シリーズをプレイしていると、まれに負けが確定している戦闘イベントが登場します。ストーリーの都合上、絶対に勝てない戦闘です。しかし、通常の戦闘なのにプレイヤーの負けが確定しているのではないか、と勘違いするレベルの強敵が登場することもありました。

※以下の記述にはゲームのネタバレを含みます。

●ゲマ 『ドラゴンクエストV』

 そうした強敵のひとりが『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に登場する「ゲマ」でしょう。ゲマは主人公の人生に大きな影響を与えたキャラで、オリジナルのスーパーファミコン版では主人公の少年期と青年期の2回、対峙することとなります。一般的なプレイの進め方をしている場合、1度目のゲマとの戦いは「勝ち目のない戦闘」に挑むことになるでしょう。この負け確定戦闘イベントの後に、ゲマはまだ幼い主人公を人質にとり、主人公の父親の命を奪ったうえに、主人公を奴隷にするなどの極悪非道ぶりを見せます。

 その後、ストーリーを進めていくと、青年になった主人公は再びゲマと対峙することになります。この再登場の際にも驚くほどの強さをみせますが、きちんとレベルを上げて挑めば、2度にわたるゲマとの戦闘に決着をつけることができます。

 ゲマの最も厄介な行動としてあげられるのが、全体をマヒさせてくる「やけつくいき」です。何も対策をしていないと「やけつくいき」で、仲間たちが次々とマヒ状態に陥り行動不能になってしまいます。さらに「かがやくいき」や「はげしいほのお」など強力な攻撃を繰り出してくるので、対策を立てて挑戦しないと、あっという間に全滅してしまうほどの強力な敵です。

 ネット上では「ゲマ2回目に勝てずにずっとゲーム放置してた」「やけつくいきが厄介すぎて勝てる気がしません」など、ゲマの強さに絶望したというプレイヤーも多かった様子がうかがえます。

 このように、SFC版でプレーヤーを悩ませるほどの強さを見せつけたゲマは、リメイク版では戦闘回数が3回に増やされました(上述の「2回目」ののちに最終決戦を追加)。さらに主人公夫婦の石化など悪行が追加され、憎まれキャラっぷりを遺憾なく発揮しています。

●ストーンビースト 『ドラゴンクエストVI』

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』に登場する「ストーンビースト」もまた、そうした強敵として記憶されていることでしょう。通常エンカウントで遭遇するモンスターにもかかわらず、ゲーム進行上の時期的に、出会ってしまえば全滅を覚悟しなければならないような相手です。

 ストーンビーストはブルーの体に赤い瞳、ぼろぼろの羽と鋭い爪という不気味な外見をしており、比較的序盤で登場するにもかかわらず、圧倒的な攻撃力と防御力でプレイヤーの心をへし折っていきます。特に、パーティーがまださほど防御の手段を得ていないにも関わらず、ベギラマで全体を攻撃してくるという、かなりプレイヤー泣かせの仕様です。

 SFC版では、一度の戦闘で2体までしか出てこないという仕様がせめてもの救いでした。リメイク版では3体同時に出現するという、鬼畜仕様に変更されています。

 このストーンビーストに対し、ネット上では「この序盤にベギラマ2連発とか頭おかしい」「レベルが違いすぎるくらい強い」「こいつはずっとバグだと思ってた」などと、強すぎることに困惑した声が多く見られました。

【画像】えっ、こんなんだったっけ…こちらがゲマのせいで存在感の薄くなったラスボスのご尊顔です

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