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「本気の悪ふざけ」「トラウマ確定」 過激で衝撃的なR指定アニメ映画4選

基本的には家族向けに作られていることが多いアニメ映画ですが、時に内容が過激と判断されてR指定になっているものがあります。今回はトラウマ級に過激なシーンが多いものの、人気を集めている国内外のアニメ映画を振り返ります。

過激な下ネタ満載の社会風刺作品

映画『パーフェクトブルー』DVD(ジェネオンエンターテイメント)
映画『パーフェクトブルー』DVD(ジェネオンエンターテイメント)

 アニメ映画は国内外問わず多数作られており、基本的には子供も見られる万人向けの内容が多いですが、なかには過激な描写からやむなく「大人向け」としてジャンル分けされ、「R指定」になってしまった作品も数多く存在します。

●『パーフェクトブルー』(R15指定作品)

 国内外で高い評価を受けた今敏氏の初監督作品『パーフェクトブルー』は、スプラッターやセクシャルな要素を含んだ描写が多いためにR指定となりました。

 アイドルから女優に転身した主人公・霧越未麻(きりごえ・みま)の関係者が、次々に殺されていくという事件が発生します。そして、それらの事件をきっかけに、もともと不安定になっていた彼女の精神がどんどんむしばまれていくサイコホラー作品です。

 同作は目から血を出している死体や過激な性描写もあり、トラウマになったという感想も多いですが、不安定な精神状態の描写や、犯人の正体が分かってからの驚愕展開など、アニメならではの描写も高く評価されています。ネット上では「先の読めないホラー展開が素晴らしい」「情報量が多くて整理するのに時間がかかるけど何度も見たくなる」といった声もあがっていました。2023年にはリバイバル上映されるなど、根強い支持を受けている作品です。

●『ソーセージ・パーティー』(R15指定作品)

 とあるスーパーマーケットの「食材」たちは、いつかお客様に買ってもらうことを夢見ていました。しかし、彼らは買われた食材は最終的に食べられてしまうという運命を知り、反旗を翻すのです。ポスターの雰囲気などは子ども向けのアニメのように感じますが、過度な下ネタによってR指定作品にカテゴライズされました。

 また、ほかにも食材が食べられるシーンや調理シーンなどは、人体破壊の残酷シーンのように、果汁やソースが大げさに飛び散る描写も多く登場します。序盤には残酷シーンが多いことで有名な、名作戦争映画『プライベート・ライアン』のオマージュもありました。ネットのレビューを見ると、「露骨な下ネタがどうしようもなくて笑える」「メッセージ性があって意外と深い」など、いろんな感想が出ています。

 ちなみに同作は2016年に日本でも公開され、全世界興行収入は1億ドルを突破しています。さらに下品なシーンが多い一方、宗教やジェンダーといった社会問題にも焦点を当てた内容になっており、まさに大人向けの作品として人気を博しました。

【画像】え…? ぱっと見はカワいくない? これがみんなの度肝を抜いた「R指定アニメ映画」です(4枚)

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