声優のキャスティングが「通好み」なアニメ 「杉田&中村」にニヤける!
新作アニメの主人公やメインキャラクターに好きな声優がキャスティングされていると、それだけで視聴を決定することもあるでしょう。「コンビ」キャラの配役にファン心がくすぐられるアニメを紹介します。
『ポケモン』と『マクロス』の粋なつながり
毎シーズン、多数の新作アニメの制作が発表されるたび、気になるのは声優のキャスティングです。主人公やメインキャラクターに好きな声優がキャスティングされていると、それだけで視聴を決定することもあるでしょう。さらに、「コンビ」のキャラクターに気になる声優同士がキャスティングされると、声優ファン心がさらにくすぐられます。ファンにとって、たまらないキャスティングとなったアニメを見ていきます。
2023年からスタートしたアニメ版の『ポケットモンスター』の新シリーズでは、「サトシ」役を務めた松本梨香さんに代わって主人公役を務める声優に注目が集まりました。新シリーズは、女の子の「リコ」と男の子の「ロイ」のふたりが主人公となりました。リコ役は鈴木みのりさん、ロイ役は寺崎裕香さんが務めています。新シリーズは通称「リコロイ」と呼ばれています。
「リコロイ」で一緒に冒険をするパートナー役を務める鈴木さんと寺崎さんは、TVアニメ『マクロスΔ』では敵対する役どころでした。鈴木さん演じる「フレイア・ヴィオン」は、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のメンバーとして、「ウィンダミア王国」の侵攻に歌の力で応戦します。
一方、寺崎さんが演じる「ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミア(歌唱は歌手のメロディー・チューバック)」は、ウィンダミア王国の幼い国王です。ハインツの歌は戦争に利用され、戦局を変えるほどの力を持っていました。
「マクロス」シリーズの声優がコンビを組んだ例はほかにもあります。『ロードス島戦記』で知られる水野良先生が原作のTVアニメ『グランクレスト戦記』に登場する双子の姉妹、「エマ」を鈴木さんが、「ルナ」を中島愛さんが演じました。幼い女の子ながら勇敢に戦う双子のエマ&ルナは、息がぴったりな適役でした。
また、エマ&ルナの母親を殺した「黒魔女ヤーナ」役を、『マクロスΔ』で「ワルキューレ」の元メンバー「クレア」役の日笠陽子さんが務めているのも、絶妙な縁です。