「アトラスフェス」35年の歩み伝わる圧巻展示! 『メタファー:リファンタジオ』試遊台も【レポート】
アトラスブランドの歴史が大集合!
ベルサール秋葉原の地下1階に降りていくと新タイトル『メタファー:リファンタジオ』の「シーカー」の等身大立像が目に飛び込んできます。背景と合わせて有無を言わさぬ迫力に圧倒されます。
●これまでのシリーズとは全く異なるデザイン
立体像の裏には『メタファー:リファンタジオ』のアートワークが画廊のように展示されています。荒廃した東京や現代日本を舞台にしている『真・女神転生』や『ペルソナ』とは全く異質なデザインや世界観に驚かされます。
同作ではルネサンス期の画家「ヒエロニムス・ボス」の絵画を元にしたデザインが採用されているとのこと。『メタファー:リファンタジオ』の世界では、この異様な怪物が「ニンゲン」と呼ばれているようです。いったいどういうことでしょうか。
●もちろん試遊台もあり!
地下では『メタファー:リファンタジオ』の試遊台が数多く用意されています。プレイすれば謎に満ちた「シーカー」や「ニンゲン」の秘密が分かるかもしれません。
●アトラスブランドの歴史が大集合
アトラスが1989年から2024年までにリリースした歴代タイトルのパッケージがずらりと展示されているコーナーも必見です。展示ボックスには入手困難なレアアイテムが収められており「アトラスフェス」でしか一堂に会することのないラインナップだといえるでしょう。またアトラスのゲームが表紙を飾った「ファミ通」や「電撃PlayStationの雑誌表紙も壁一面に展示されています。
●アトラスらしい!?内覧会前の神事がヤバイ!
内覧会のオープニングイベントでは、神田明神から2名の神職をお呼びしてアトラスフェスの成功と平和祈願の神事が行われました。
祭壇の神籬(ひもろぎ)に神田明神の神様を降ろして祈願した後、昇天していただくという本格的な神事だったため、特別ゲストとして出席したお笑いタレントの野田クリスタルさん(マヂカルラブリー)は「本気すぎる空気で始まった」と驚き「イベントの大成功を確信した」と述べました。
ちなみに神田明神の御祭神は「大己貴命(おおなむちのみこと)」のだいこく様、「少彦名命(すくなひこなのみこと)」のえびす様、「平将門命(たいらのまさかどのみこと)」の三柱で、ともにアトラスのゲームに登場しています。
そのなかでも特に将門公に関しては同社と関わりが深いことで知られており、1997年に『デビルサマナー ソウルハッカーズ』をリリースした時に「マサカドさま」を登場させたにも関わらず、お参りをしなかったことで怪奇現象がおきたと噂されているほどです。神や悪魔をモチーフにした作品を制作し続けているアトラスだからこそ、本式の神事を行ったのでしょう。
「アトラスフェス」は入場無料。6月8日(土)から9日(日)まで、ベルサール秋葉原にて開催されています。アトラスの世界を体験できる貴重な機会です。是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
(レトロ@長谷部 耕平)