【漫画】「砂かけババァ」に迷惑…本当のクズは他にいた? 予想外のスカッと展開に!【作者インタビュー】
公園のブランコで子供が遊んでいると、ある母親が「うちの子に譲って」といってきました。「まだ遊びたかった」とグズる子供に対して、その母親はなんと砂をかけ……。Instagramで公開されたマンガが、多くのいいねを集めて話題となりました。作者の「家事しないと死ぬ旦那を描いてる人」さんにお話を聞きました。
迷惑な母親…と思ったら、イケオジ登場で予想外の展開に?
公園でのトラブルに端を発した事件について描いたマンガ「砂かけババァ公園に現る」が、Instagramで多数のいいねを集めて話題となっています。
公園のブランコで遊んでいたとき、見知らぬ女性が「うちの子に譲って」といってきました。「まだブランコで遊びたかった」とグズる子供に対し、その女性は子供に砂をかけて「邪魔!」といい放ち……。読者からは「なんだ、こいつ!」「傷害罪だ」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、ブロガーでベビーカレンダー公式インフルエンサーも務める、「家事しないと死ぬ旦那を描いてる人」さんです。Instagramとブログ、Kindleで作品を発表しています。「家事しないと死ぬ旦那を描いてる人」さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーーInstagramでマンガを発表しようと思ったキッカケはありますか?
多種多様なマンガがありますが、そのなかでも「スカッと系」といわれるマンガが好きで、過去にそのような仕事も請け負っていたこともあります。ただ、なかには読み終わってもスカッとせず、かえってモヤッとするようなマンガもあり、がっかりした経験から、読むのが苦痛になってしまった時期がありました。そこで、自分のなかにある需要と供給を満たすために自分で描き始め、Instagramで発表しました。
ーーこのエピソードは実体験ですか?
半分実話で半分フィクションです。近所に、本当に子供たちに砂を蹴り上げる迷惑行為をして、小学校や幼稚園で「要注意人物」とされた人がいました。その人が来る公園に、子供たちは誰も近寄らなくなったそうです。被害に遭われたお子さんも親御さんも嫌な思いをされただろうし、その話を聞いた自分も嫌な気持ちになりました。
このエピソードをもとに、せめてマンガの世界だけはハッピーエンドになってほしい、スカッと気分良くなってほしい、という思いを込めて描きました。
ーータイトルの「砂かけババァ」はインパクトがありますね。
この話を知人から聞いたとき、私が思わず「砂かけババァじゃん!」といってしまいました。それが知人の笑いのツボに入ったらしく大爆笑してくれたので、妙に記憶に残ってこのタイトルにしました。
ーー公共の場にこのような行動を取る人がいたら、どうすれば良いと思いますか?
マンガでも描きましたが、もし公園にそんな人がいて、自分はまだしも、子供が被害が遭(あ)うのはとても悲しいことです。お子さんがいるご家庭なら、なおさらその場から去るしかないですね。「君子危うきに近寄らず」です。
ーーこの作品に、どのようなコメントが寄せられましたか。
基本的にストーリーの展開に肯定的なコメントばかりでした。私は両親が共働きだったので、この作品に出てくる「みっちゃん」のように祖父母に育ててもらいました。また祖父は、当時としては珍しい「イクメン」で、幼少期の母もよく面倒をみてもらったそうです。でも、周囲からは「男性が子供を連れているなんて気持ち悪い!」といわれたり、ベビーカーを押していたらクスクス笑われたりしたそうです。また、「男の人が育児しているのはおかしい! 働いていないのでは?」とヒソヒソいわれたこともある、とも聞きました。祖父は夜勤で働いていたのですが……。
なので、この作品で描いた「祖父が孫を公園に連れて行くこと」について、「何かいわれるかな?」と思っていましたが、特に何もいわれませんでした。いまは、私のように祖父母に育てられたという人は、あまり珍しくないのかもしれません。
(マグミクス編集部)