『ガンダム』おてんば娘「キッカ」の“大人ビジュアル”に驚愕 カツ・レツ・キッカの「意外なその後」
『機動戦士ガンダム』でムードメーカー的な存在だったカツ・レツ・キッカの「意外なその後」とは。
一年戦争後、どう過ごしていた?
『機動戦士ガンダム』で戦災孤児として乗り込み、主人公「アムロ・レイ」たちが乗るホワイトベース内で、ムードメーカー的な存在だったのが、「カツ」「レツ」「キッカ」の3人です。彼ら彼女らは一年戦争後、どのような生き方をしたのでしょうか。
●カツ・ハウィン(カツ・コバヤシ)
最年長の男の子であるカツは、15歳に成長した姿で『機動戦士Zガンダム』13話で再登場します。養父である「ハヤト・コバヤシ」が反体制組織「カラバ」に参加するに伴い、地球連邦軍によって軟禁されていたアムロの脱出を手伝い、ともにカラバに参入します。
15話ではガンダムMK-IIを無断借用して初陣を果たし、ハヤトの承諾を得たうえで宇宙へと上がり、エゥーゴへ参加します。当初はアーガマに乗り込み、後にラーディッシュへと異動。ネモやメタスに搭乗した後にガンダムMK-IIの強化パーツであるGディフェンサーのパイロットを務めます。
戦争の最中、アーガマに潜入したティターンズのスパイである「サラ・ザビアロフ」と出会い惹かれるも、サラが心酔する「パプテマス・シロッコ」を撃とうとした際に割って入ったサラを、自らの手で殺してしまう悲劇にあいました。
最終決戦では「ヤザン・ゲーブル」率いるハンブラビ隊と交戦した際に、前方不注意により隕石への激突。バランスを崩したところでヤザンの攻撃を受け爆死するという、哀れな最期を迎えました。
●レツ・コ・ファン(レツ・コバヤシ)
活発な男の子だったレツもまた、ハヤトたちに引き取られ養子となりました。『Zガンダム』13話で再登場した際に目立った活躍はしなかったものの、カツとアムロが脱出を図ろうとしたときはキッカの声にうなずき、自分も同行したいと意思表示しています。しかしやはりアムロにたしなめられて断念しました。
キッカと同様にその後の出番はありませんでしたが、キッカを主人公としたマンガ『機動戦士ガンダム ピューリッツァー ―アムロ・レイは極光の彼方に―』の1話で登場し、宇宙世紀0094年12月時点ではシズオカで「フラウ・コバヤシ」とフラウの実娘の3人で仲良く暮らしていることが明かされます。初登場時にはフラウの実娘が首に抱き着いており、だいぶ懐かれているようです。
●キッカ・キタモト(キッカ・コバヤシ)
3人のなかで最も活発だったキッカも、同じくハヤトらに引き取られ、キッカ・コバヤシに改名しています。『Zガンダム』13話「シャトル発進」でフラウに連れられ再登場し、アムロと再会を果たしました。先述の通り、アムロ脱出時に同行を申し出ますが、アムロに「フラウと赤ちゃんを守って欲しい」とたしなめられ、断念する姿が見られました。
その後、アニメ本編では目立った出番はありませんでしたが、マンガ『機動戦士ガンダム ピューリッツァー』でその後が描かれています。
本作は大学生になったキッカがかつてのホワイトベースの仲間たちやアムロの母親など、多くの関係者と会いアムロについて話を聞いて回り、「英雄ではない」ひとりの人間としてのアムロの姿を追い求める姿が描かれます。
2024年11月時点で単行本3巻が発売されています。行動力と負けん気の強さは相変わらずですが、美しい大人の女性となったキッカを見ることができます。
(マグミクス編集部)