FC世代、やりがち? HD-2D版『ドラクエ3』の“忘れられた”地
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、ストーリー進行上も比較的自由度が高いRPGです。すでにファミコン版、スーパーファミコン版などをプレイ済みのプレイヤーは、ガイドに頼らずにイベントを進めていき、結果、立ち寄らないままクリアしてしまった地もありそうです。
そういや攻略してないダンジョン…あったわ!
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、旅の仲間をさまざまな職業から選べるだけでなく、ストーリー進行上も比較的自由度が高いRPGです。それゆえ、推奨レベルに達しないまま先回りのルートへ進んでしまい、ザコ敵に全滅させられた、というトラウマを持つ人もいるかもしれません。
特に、船を入手してからは一気に「行ける場所」が広がり、逆に「どこへ行けばいいのか分からない」という状態にも陥りがちです。HD-2D版『ドラクエ3』では、初めてプレイする人にも親切な設計で、次の目的地が分かりやすくマップ上に表示されます。とはいえ、すでにファミコン版、スーパーファミコン版などをプレイ済みのプレイヤーは、ガイドに頼らずにイベントを進めていく、というスタイルをとっているかもしれません。
さらに、「クリアしなくてもOK」なイベントやダンジョンが意外と多く、「ラーミア」を復活させるために必要な6つの「オーブ」集めに支障がない地には、「行かないままだった」というケースもありそうです。
例えば、「きんのかんむり」を盗んだ「カンダタ」を追う途中で立ち寄ることになる「カザーブ」は、村に入らなくてもイベント進行上、なんの問題ありません。また、呪いによって眠らされた村「ノアニール」もそのまま放置し、クリアしてしまうことができます。その場合、「エルフの隠れ里」も「地底の湖(ノアニール西の洞窟)」も行く必要がありません。
夜の街「アッサラーム」、その先にある「イシス」、父「オルテガ」の足跡が追える「ムオル」、「かわきのつぼ」の情報が聞ける「スー」、特にこれと行ったイベントのない「ルザミ」など、町や村だけでもかなりの「行かなくて良い場所」があります。
ダンジョンでは、「さとりのしょ」が手に入る「ガルナの塔」、「やまびこのふえ」が手に入る「アープの塔」、「アレフガルド」にある「魔王のつめあと(ラダトーム北の洞窟)」、「岩山の洞窟」、「沼地の洞窟」が該当します。
もちろん、立ち寄ると「ルーラ」の行き先に登録されますし、「はぐれモンスター」の保護、貴重なアイテムや「ちいさなメダル」収集には必須です。「行かなくても良い」というよりも、「行きたいときに行ける」場所と考えてもよいかもしれません。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
(C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO
(マグミクス編集部)