「昔のイメージで止まってた」 キャストのファンにも衝撃の過激なマンガ原作ドラマ
今やTVの規制がひと際厳しくなった時代、地上波で大胆な濡れ場が登場するだけでもなかなか驚くべきことで、さらにそのベッドシーンをかつてアイドルや子役として活躍していた芸能人が演じていたら、なおさら衝撃的でしょう。今回振り返るのは、そのような過激なマンガ原作ドラマです。
みんな大好き「まいんちゃん」が
アイドルや子役でデビューした芸能人には、いつまでも昔のイメージが付きまとうものです。それだけにドラマなどで、過激なシーンを演じている姿を見たときの衝撃たるや、ファンにとっては血しぶき舞うグロテスクなシーンを観るよりもショッキングかもしれません。マンガの実写版で、過激な内容を再現したキャストたちを振り返ります。
●『around1/4 アラウンドクォーター』
2023年のドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』は、マンガアプリ「comico」で連載された人気ウェブトゥーンが原作の作品です。25歳前後を指すアラウンドクォーターの男女5人による恋愛群像ストーリーで、元モーニング娘。の工藤遥さんや、ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』で天才子役として話題を呼んだ美山加恋さんが出演し、注目を集めました。
美山さん演じる「平田早苗」は、恋人と8年も交際していながら性行為の良さが分からず、やがてそれがコンプレックスになってしまうという役です。工藤さん演じる「橋本明日美」も口では年上の彼氏とラブラブだと言い張りながらも、実はそのお相手は既婚者という人に言えない悩みを抱えています。
ドラマでは開幕早々からそれぞれの濡れ場がじっくりと映し出され、工藤さんや美山さんも官能的な素肌を披露しました。工藤さんはビデオチャットを通した性行為を演じる場面があり、アイドル時代のイメージを払拭する姿を見せています。
1話こそ過激な幕開けですが、現代を生きる若者のリアルな恋愛の機微を切り取ったストーリーは多くの視聴者から支持されており、ネット上では「人には言えない悩みを抱える5人の物語に引き込まれる」「いろいろ考えさせてくれるドラマ」などと好評を博していました。
●『ロマンス暴風域』
工藤遥さんの出演作品でいえばもうひとつ、『ロマンス暴風域』の実写化ドラマもこの手の話題に欠かせません。『先生の白い嘘』の鳥飼茜先生が手がけたマンガが原作で、非モテのアラサー男性が風俗嬢と出会い、人生が少しずつ狂わされていく様子を描いた衝撃作です。
工藤さんが演じたのは、主人公を翻弄する「せりか」という小悪魔的な風俗嬢でした。主人公の「佐藤民生(演:渡辺大知)」は風俗店で出会った彼女にひと目惚れし、最初は店で、果ては遊園地で行為に及ぶほどのめり込んでいきます。『around1/4』でも過激なシーンに挑戦していた工藤さんは、それ以上に驚きの濡れ場を披露しました。
工藤さんのかわいさと妖艶さが絶妙に混ざり合う演技は、「恐ろしく色っぽかった」「リアルにいそうと思わせる絶妙なライン」と絶賛され、「工藤遥の新境地」と呼び声高い作品です。
●『コーヒー&バニラ』
シリーズ累計450万部突破の人気マンガを実写化した『コーヒー&バニラ』も、ある意味衝撃的なドラマでした。そこまで露骨な描写があるわけではありませんが、主演を務めた福原遥さんのベッドシーンは多くの人に衝撃を与えています。
同作は、高嶺の花のポジションながら実は恋愛経験ゼロの主人公「白城リサ」が、何においてもパーフェクトな若手社長と激甘な恋に落ちる物語です。1話から出会ってすぐに恋愛関係へと発展し、リサの初夜までもが赤裸々に描かれます。
福原さんは、NHKの子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の柊まいんちゃん役を4年間務め、子供から大人まで広く愛されていました。その彼女のしっとりと汗の滲む濡れ場とあって、「まいんちゃんがオトナに……」「俺らのまいんちゃんが……」などと、話題になったことは言うまでもありません。