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マジやん…『ジークアクス』と『Gガン』の奇妙な符合 そして「彼」の正体!【考察】

「シャア・アズナブル」と「東方不敗マスター・アジア」の共通点を挙げていたら、『Gガンダム』と『ジークアクス』の奇妙に符合する要素が浮かんで来ました。バトルのルール、登場人物の名前、年齢……そこから何が見えるのでしょうか。

シャアと東方不敗の話をしてたらなんか出てきた!

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』特報映像より、主人公の「アマテ・ユズリハ(マチュ)」 (C)創通・サンライズ
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』特報映像より、主人公の「アマテ・ユズリハ(マチュ)」 (C)創通・サンライズ

「『ジークアクス』のクランバトルって、ガンダムファイトのはしりなんじゃね?」という説が飛び出しているようです。

※以下、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』のネタバレにつながる記述が含まれます。

 マグミクスは2025年1月21日、「『ガンダム』シャアが転生したらマスター・アジアだった説 実はこんなにも共通点が!」と題した記事を配信、これに対し様々な声が寄せられました。

 記事では「赤い彗星が転生したら東方不敗だった」との仮説のもとに、おなじみ「シャア・アズナブル」と、『機動武闘伝Gガンダム』の主要キャラクターである「東方不敗マスター・アジア」の似通った点などを挙げていき、最大の共通点は「過激なエコ思想」としています。

 記事が配信されたのは、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が公開されてまもなくだったこともあり、記事内容を絡めた同作の考察なども見られました。

 そして飛び出したのが、冒頭に記した「クランバトル」≒「ガンダムファイト」説です。

『ジークアクス』の「クランバトル」とは、モビルスーツを用いた非合法の、賞金をかけたバトルのことです。2対2のチーム戦を行い、制限時間内に敵機体の頭部を破壊した方が勝利というもので、その模様はゲリラ配信され、ギャンブルの対象にもなっています。

 対する「ガンダムファイト」は、『Gガンダム』にて描かれた「ロボット競技(武闘大会)」のことで、4年に1度、コロニー国家それぞれを代表する「ガンダム」と名付けられた「モビルファイター」により競われます。こちらは1対1の戦いが原則で、そしてその開催ルールの第一条には「頭部を破壊された者は失格となる」とあるのです。

 これは偶然の一致に過ぎないのでしょうか。

『ジークアクス』はいわゆる「宇宙世紀」シリーズの作品とみなせるでしょう。一方『Gガンダム』のこよみは「未来世紀(F.C.)」と称され、宇宙世紀シリーズと時間軸や世界の共有はないものとされてきました。

 これまでの常識で考えれば、両作品が重なり合うことはありません。ところがもうひとつ、偶然といえば偶然ながら、見逃せない要素があるのです。それは主要登場人物の名前と年齢です。

 U.C.0085年を舞台とする『ジークアクス』の、主要キャラクターのひとり「シュウジ・イトウ」は17歳といい、すなわちU.C.0068年あるいは0067年生まれです。

 かたや東方不敗マスター・アジアは若かりし日に、「シュウジ・クロス」という名前でガンダムファイトに臨んでいたことが、マンガ『機動武闘外伝ガンダムファイト7th』(著:おとといきたろう/講談社)に描かれています。

 その年齢にも注目です。マスター・アジアの生年月日はF.C.10年2月22日といい、つまりマスター・アジアが生まれる9年前に、「未来世紀元年」とすべきなにかがあった、と考えられるわけです。

 ここで再び、「シュウジ・イトウ」の生年に注目しましょう。彼がU.C.0067年生まれとしてその9年前、すなわちU.C.0058年には、「ジオン・ズム・ダイクン」が「サイド3」の独立を宣言しているのです。こよみを改める「紀元」にはうってつけでしょう。

 改めて、これらはただの、偶然の一致に過ぎないのでしょうか。

 はい、ぶっちゃけただの、偶然の一致だと思います。

(マグミクス編集部)

【画像】まさかの同一人物説…こちらが『ジークアクス』と『Gガン』の「シュウジ」です

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