いろんな意味で「勧めづらいわぁ…」な名作ゲー きっとハマる人はどハマり必至!
TVゲームは個人的な体験が大半を占める「遊び」であるために、自分が最高だと思っても、人に勧めるにはちょっと……なケースも多々、あるものです。そうした、人には勧めづらい名作といえるゲームを見ていきましょう。
理由はいろいろ「勧めづらいワケ」
面白いけれども到底人には勧められない、というゲームはあるものです。さまざまな理由で勧められはしないものの、なかには語り継がれるほどの名作といわれるタイトルも見られます。
●不朽の名作『リンダキューブ』
1995年にPCエンジンで発売され、その後PlayStationやセガサターンなどにも移植された『リンダキューブ』(NECホームエレクトロニクス、当時)は、プレイする人にトラウマを植え付けてきたといわれるタイトルです。
隕石が落ちる前に、動物のオスとメスを1頭ずつ「方舟」に乗せて星を脱出するのが目的のRPGで、シナリオは大きくわけて「A」「B」「C」の3つあります。
このうちAとBは、人間性を失ったサイコパスの登場や暴力的なシーンなどが見られ、ネット上などでは「タイトルを見ると食欲がなくなる!」と、心に深く刻まれすぎた様子もうかがえます。
一方で、そうした狂気的なキャラクターの言動を楽しめるような人にとっては、これほどのものはなかなかお目にかかれない1本、といえるかもしれません。
●『バンゲリング ベイ』は名作だぞ!!
2025年でファミコン版発売40周年を迎える『バンゲリング ベイ』(ハドソン、当時)は、一説によると日本国内で60万本、売れたそうです。それだけの規模のプレイヤーがいたことと、クソゲーと言われがちなこともあり、様々なメディアでネタとしてこすられてきました。
一方で、これを評価する声も聞かれます。自拠点となる空母を守りつつ、刻々と迎撃体制を整えていく敵拠点(工場)を叩くという内容は、シンプルなシューティングゲームではまず味わえない戦略性を秘めたものでした。その「楽しみ方」がわかると途端に面白いゲームになる、という声はあるものの、それを人に説明するのはなかなか難しいものです。
2025年現在では、プレイできる環境を整えるのも難しいでしょう。そうした、いろんな意味で「人に勧めるのが難しい」ゲームといえるのではないでしょうか。
●理由は心霊現象? 『ドキドキ文芸部!』
『ドキドキ文芸部!』は、2017年にチーム・サルバトがリリースしたビジュアルノベルに分類されるフリーゲームです。のちに、HDリマスターなどを加え『ドキドキ文芸部プラス!』として、家庭用ゲーム機などにも発売されました。
文芸部に入部した主人公の男子生徒と、ヒロインである4人の女子部員との交流を描くという、いわゆる「ギャルゲー」に見えるものの、フタを開けてみたプレイヤーは阿鼻叫喚の恐怖を味わうことになります。「(プレイヤーが)精神的に追い詰められる」と話題にもなりました。
ネット上には、プレイしていたら心霊現象に見舞われた、などという声も見られ、そういう意味で、ちょっと人には勧めづらいといえるでしょう。
(マグミクス編集部)