『ドラクエ』見た目がキモすぎる魔物たち「ドロッドロ…」「集合体恐怖にはツラい」
「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する魔物(モンスター)は、敵でありながらどこか憎めないのが鳥山明先生によるデザインの素晴らしさです。ところが、どうしても「気持ち悪過ぎる」と思ってしまうものも……。
出てくるゲーム間違えてない? キモすぎる魔物たち

「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する魔物(モンスター)は、敵でありながらどこか憎めない造形であったり、おぞましく強い恐怖をおぼえる見た目だったりと、さまざまな感情をプレイヤーに呼び起こします。そこには、鳥山明先生のデザインの素晴らしさがあるのでしょう。
とはいえ、「憎めない……とはいえ気持ち悪過ぎる」魔物には、「見たくない」という感情を抱いてしまう人もいるかもしれません。特に「集合体恐怖」の人にとって恐ろしいのが、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』に登場する「マルチアイ」です。
その名前が示す通り、大量の目玉が全身に付いている魔物です。しかも、ピンク色の芋虫のような体型が憎悪感を増します。頭から生えた触覚の先にも目玉が付いており、そのどこを見ているか分からない視線、笑っているような表情……まじまじと見ているとどんどん気分が悪くなります。
「ニンテンドー3DS」でのリメイク版では、さらに戦闘中のモーションが付き、気持ち悪さがさらに増しています。幸いといっていいものか、『ドラクエ7』以外のナンバリングタイトルには登場していません。
同じく『ドラクエ7』からは、ラスボスである「オルゴ・デミーラ」の変形後の姿も「気持ち悪い」という声がよくあがる魔物です。美を好むというオルゴ・デミーラは、銀髪の青年のような姿をとっていますが、初登場時、最終戦とでさまざまに変化します。
脳みそがむき出し、芋虫のような体に多数のトゲが生えた最終戦第1形態の時点ですでに歴代ラスボスのなかでもダントツの気色悪さです。それが第4形態になると、体の半分が溶け出し、ドロドロの状態になります。ニンテンドー3DS版ではこちらもさらに不気味さがパワーアップ。全てが溶けた体液のなかから、液をしたたらせながら起き上がる様子はホラーそのものです。
おなじみの「ロト三部作」からは、「気持ち悪い」といわれる魔物としてよく挙げられるのが「くさったしたい」です。初登場は『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』で、つぶれた片目、したたるよだれは、ドット絵で描かれた時代にもプレイヤーに大きなインパクトを与えました。しかし、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では仲間モンスター「スミス」として、愛されるキャラになりました。
ゾンビ形態の魔物としては『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の「アニマルゾンビ」が挙げられます。目玉が飛び出し、片耳はなくなり、あばらの周りの骨が露出しているなど、犬好きには見るのもつらいビジュアルです。『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』で柴田亜美先生が「チャッピー」と名付けてネタにしたことから、一部ファンの間では愛されキャラ寄りの魔物になってしまいました。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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(マグミクス編集部)