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『ワンピ』双子岬で描かれた“謎のシルエット”←正体判明か? 新展開に期待高まる

『ONE PIECE(ワンピース)』631話の扉絵に描かれた「謎の人物」について、最新1135話で大きなヒントと思われる情報が登場し、ファンから反響を呼んでいます。長年噂されていたその人物の正体が、ついに明らかになるのでしょうか?

エルバフで動き出した「笠の男」の正体は?

画像は双子岬にいる巨大なクジラのラブーン「キャラバンクギガント ビッグサイズ ラブーン」(BANDAI SPIRITS) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
画像は双子岬にいる巨大なクジラのラブーン「キャラバンクギガント ビッグサイズ ラブーン」(BANDAI SPIRITS) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)には、長い物語のなかに張り巡らされた数々の伏線があり、いまだ回収されていない謎も多く存在します。なかでも、コミックス64巻631話の扉絵に描かれた「謎の人物」について、最新の展開で大きな動きが見られました。

※本記事はコミックス110巻以降の情報を含みます。ネタバレにご注意ください。

 コミックス64巻631話の扉絵には「双子岬」の灯台守である「クロッカス」が、謎の人物と酒を飲む様子が描かれています。おそらく男性と思われますが、後ろ姿のみが描かれ、長髪で笠を被り、ストライプ柄のマントを羽織った姿が印象的です。この人物の正体について、これまで読者からさまざまな予想が展開されてきました。

 例えば、クロッカスが一時期「ロジャー海賊団」の船医だったことから、元クルーである「スコッパー・ギャバン」ではないかという説があります。あるいは長髪や羽織などの共通点から、かつて「ゴール・D・ロジャー」と渡り合ったほどの大海賊で「金獅子海賊団」の提督「シキ」ではないかと考える読者もいました。

 さらには、同じく631話の扉絵に描かれ、クロッカスとともに暮らす世界最大のクジラ「ラブーン」が、50年以上帰りを待ち続けている「ルンバー海賊団」の元船長「ヨーキ」ではないかと予想する声もあがっています。ヨーキは夢半ばで病に倒れましたが、生死を確定する描写がなかったため、このような説が生まれたのでしょう。

 いまだに正体が分からないこの人物について、1135話で巨人族の少年「コロン」の父親の情報が明かされ、ファンから新たな仮説が生まれました。コロンは母「リプリー」と人間の父親との間に生まれ、父は「元海賊」と発言しています。また1132話では、酒場の女性がコロンに食べ物を渡して「父ちゃんの好物も少しね!」と言っているため、コロンの父は現在、巨人の国「エルバフ」にいる可能性が高そうです。

 一部のファンの間では、コロンの父親は631話の扉絵に登場した人物ではないかとうわさされています。少し前の1124話では、「エルバフ」で「モンキー・D・ルフィ」を待っていると思われる謎の人物のシルエットが描かれ、さらに1132話では、「エルバフ」の森のなかを歩く、笠を被った長髪の人物のシルエットも描かれています。

 これらが扉絵の人物の特徴と重なるほか、外側にはねた髪型がコロンと似ていることなどから、「コロンの父=扉絵の人物」という新しい予想が生まれたのです。

 年齢から考えるとどうでしょう。コロンの母「リプリー」は、「エルバフ」の「最後の戦士の世代」だといい、彼女の詳しい年齢は明言されていないものの、現在81歳の「ハイルディン」と同年代くらいではないかという意見もあります。「笠の人物」が仮に「ギャバン」だとすれば、現在78歳の「シルバーズ・レイリー」と同年代くらいだと考えられるので、夫婦の年齢にも違和感がないでしょう。

「エルバフ」の笠を被った謎の人物は、本当に631話の扉絵に登場した人物なのでしょうか? 正体が判明した際には壮大な伏線回収になるかもしれません。

(LUIS FIELD)

【画像】早よ、教えてくれ! こちらが「謎の人物」を知る唯一の人間です

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