『ワンピ』空白の100年やゾロの左目 そろそろ明かされそうな「長年の謎」
マンガ『ONE PIECE』は最終章になってから、これまでに張られた伏線が続々と回収されています。次々に謎が明らかになっていくなか、まだ残る読者が長らく気になっている伏線は、いつ回収されるのでしょうか。
ゾロの左目や空白の100年が明らかになる?

人気マンガ『ONE PIECE』は最終章に入ってから、これまでに張られた伏線が続々と回収されています。これからも判明していない謎が明らかになることが期待されており、ファンが長らく気になっている伏線も再度注目されているようです。
※本記事には『ONE PIECE』の単行本110巻以降の、最新展開の内容を含みます。ネタバレにご注意ください。
ずっとファンが気になっている謎といえば、「ゾロの左目」ではないでしょうか。「シャボンディ諸島」で「麦わらの一味」が離れ離れになり2年後に再集結した際、「ロロノア・ゾロ」は左目に傷を負い隻眼になった姿で現れました。
ゾロが隻眼になった理由は明かされていませんが、ファンの間では2年間の修行が関係しているのではないかと考えられており、「ゾロの真の力=『覇王色の覇気』が解放されるときに左目も開くのではないか」とも考えられているようです。この説の有力な根拠は、ゾロと元四皇の「カイドウ」の戦いにありました。
ゾロはカイドウと戦った際、ずっと左目が描かれていません。1010話で渾身の攻撃を放ったゾロに対し、カイドウは「…まさかお前も…『覇王色(の覇気)』を…!!?」と問いかけています。
このとき、ゾロは「身に覚えがねェな」と答えていましたが、カイドウ戦のあとの「キング」との戦いでは、剣に覇王色の覇気の特徴である黒い光をまとっており、覇王色を開花させたと思われました。しかし、ゾロの顔全体が描かれた場面は、左目は血や影で隠れており、開眼は確認できません。今後ゾロの左目が開いた状態が描かれるときはくるのでしょうか。
また、『ONE PIECE』の世界の歴史で詳細不明な「空白の100年」についても、そろそろ明らかになりそうな雰囲気が出てきました。「エッグヘッド編」では「Dr.ベガパンク」の発言により、空白の100年について少し明らかになり、「エルバフ編」でも空白の100年で何があったのかが分かるような壁画と「神典」が登場しています。
この壁画と神典には、「イム様」や「巨大な王国」についての情報と思われるものもありました。空白の100年の全容が明らかになるのは、そう遠くないのかもしれません。
さらに、多くの読者が気になっているのが「最悪の世代」のなかで異彩を放っていた、あの海賊の現状でしょう。シャボンディ諸島で登場した最悪の世代の11人は、これまでにほとんどのメンバーが一味の冒険に関わってきました。
しかし、「怪僧」の異名を持つ「ウルージ」だけが新世界以降、ルフィの前に姿を現していません。「ドレスローザ編」終盤にちらっと出てきて以降登場しないウルージは、これまでの出番の少なさ、謎の多さゆえに「逆にめちゃくちゃキーマンなんじゃないかと思ってる」というファンもおり、長年考察の対象となっています。また、彼の再登場は現在のエルバフ編かもしれません。
SBS(単行本の質問コーナー)によれば、ウルージには武器である「巨大鉛筆(?)」の「鉛筆削り」を探すために海に出たという半分ギャグのような設定があり、また、彼は詳細不明ながら身体を巨大化させる能力を持っています。
また、何かと大きなものに縁があるウルージの出身地「空島」は、「島雲」「海雲」にふくまれる成分「パイロブロイン」の影響で動植物が巨大化していると考えられており、エルバフにあるものが軒並み巨大なのも、パイロブロインがあるからではないかという考察もありました。そういったつながりもあって、「エルバフ編でいよいよウルージ再登場」と期待している人も多いようです。
(LUIS FIELD)