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もちろんR指定です… 1シーンだけ取り上げても「トラウマ満載」な実写化映画

映画にはさまざまなジャンルがあり、なかには観た人にトラウマを植え付けてしまう作品があります。たとえば、過激な描写が多いマンガや小説を原作にした実写化映画も、当てはまるでしょう。特に「あのワンシーンが忘れられない」との声があがる、過激な実写化映画を振り返ります。

現実離れしていないからこそ痛々しく感じる

映画『殺し屋1』DVD(パイオニアLDC)
映画『殺し屋1』DVD(パイオニアLDC)

 数ある実写化映画のなかには、過激な描写などのトラウマシーンによって多くの人に衝撃を与えた作品があります。特に「あの場面が忘れられない」との声があがる、マンガや小説原作の実写化映画を振り返ります。「死にはしないけれど痛い」場面のほうが、トラウマになりやすいようです。

 2001年にR18+指定の映画として実写化された『殺し屋1』は、かなりグロテスクな表現が多い作品です。「週刊ヤングサンデー」で連載された原作マンガ(作:山本英夫)は、暴力が日常的に起こる裏社会を舞台にしており、映画でも身体を半分に切り裂いたり、乳首をそぎ落としたりなどのシーンも再現しています。

 過激な描写には事欠かない本作のなかでも、よく「忘れられないワンシーン」としてあげられるのは、ヤクザの身体中に大量のフック状の針を刺して天井から吊るす場面です。実際に観た人からは「針を刺すという想像できる範囲の行為だからか、痛々しさがダイレクトに伝わってくる」「一瞬で全身に鳥肌が立った。一生忘れられない」などの感想が目立ちます。

 また、マンガ『ルーズ戦記 オールドボーイ』(原作:土屋ガロン/作画:嶺岸信明)が原作の映画『オールド・ボーイ』も、数多くのトラウマ描写がある作品です。韓国映画の同作は2004年に日本で公開され、その際はR15+指定、2022年に公開された4Kリマスター版では映像がより鮮明になり、R18+指定になりました。

 作中では、何者かによって15年間も監禁された主人公「オ・デス(演:チェ・ミンシク)」が閉じ込められた真相を探る戦いの物語で、日用品を使った過激なバトルや、相手の歯をバールで抜くという残酷な拷問シーンが描かれます。さらに「生々しくて直視できない」との声があがるほどの強烈な場面が、終盤でオ・デスが自身の舌を切断するシーンで「もう1回観る気になれない」「少しでもグロ描写が苦手ならマジで観ない方がいい」といった声が出ていました。

 オ・デスが自分の舌を切る理由には、映画版オリジナルのとある衝撃の真相が関わっています。この設定だけでも、R指定になるのは当然と言えるでしょう。

 登場キャラが続々と殺されていく映画といえば、2000年公開の『バトル・ロワイアル』も有名です。同作はコミカライズもされた高見広春さんの小説が原作で、主人公「七原秋也」は藤原竜也さん、不良少女グループのリーダー「相馬光子」を柴咲コウさん、教師「キタノ」をビートたけしさんが演じているほか、栗山千明さん、安藤政信さん、塚本高史さんなど、生徒役で数々の人気俳優が出演していました。

 作中では、政府が施行した「新世紀教育改革法」によって選ばれた中学3年生たちが、最後のひとりになるまで殺し合いを行う物語が描かれています。もちろん殺傷シーンも強烈ですが、ほかにもトラウマ描写がありました。

 終盤ではキタノが生き残った生徒に1枚の絵画を見せるシーンがあり、そこには、刃物や鈍器などで殺し合いをしている生徒たちが描かれています。どの生徒も血まみれになりながら微笑んでいるという奇妙な絵で、ネット上では「やけに最後の絵を覚えていて、不気味な感じが怖かった」「狂気を感じる絵でこびりつく」などの意見が見受けられました。この絵は、実際にビートたけしさんが描いたものといわれています。

(LUIS FIELD)

【画像】え…っ? 「マジできつすぎ」こちらが覚悟して観てほしい「R指定」実写化作品です(8枚)

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