『ワンピ』シャンクスはなぜ「頂上戦争に間に合った」のか 最近、考察に大進展があった?
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「シャンクス」は、物語のなかでも非常に重要な存在です。作中ではシャンクスの謎がいくつかあり、なかでも「マリンフォード頂上戦争」へ、どう移動したのかがファンの間で話題となっています。
シャンクスはどうやって頂上戦争へ向かったのか?

人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』において「四皇」の「シャンクス」は、非常に重要な存在として描かれています。シャンクスにまつわる謎も多く、なかでも彼が「マリンフォード頂上戦争」に到着するまでの時間の短さが、ファンの間で話題になってきました。シャンクスは、どのような方法で「新世界」から駆け付けたのでしょうか。
※この記事には単行本未収録の、最新エピソードのネタバレが含まれています。
頂上戦争の終盤、シャンクスは主人公「モンキー・D・ルフィ」が海軍大将の「赤犬」に倒されそうになる寸前で、いきなり登場しました。さらに、シャンクスは頂上戦争が勃発する直前に、新世界で自分も戦争に乗り込もうとした当時の四皇「カイドウ」と、小競り合いを起こしたといわれています。作中で海軍も驚いていたように、本来なら間に合うはずはありません。
シャンクスが頂上戦争に来ることができた理由として、以前から「シャンクスは複数人いるのではないか」という説がありました。そして、最新の「エルバフ編」では、彼の双子の兄で、「神の騎士団」の団長である、「フィガーランド・シャムロック」が登場しています。一部の考察では、シャンクスではなくシャムロックがカイドウとの争いを起こしたと考えられているようです。
たとえば、「頂上戦争にカイドウまで加わったら収拾がつかないので、『五老星』の判断でシャムロックを向かわせたのではないか」「シャムロックがカイドウを神の騎士団にスカウトするために接触し、その結果、小競り合いが起こったのではないか」などの説もささやかれているようです。もしこの通りなら、シャンクスら「赤髪海賊団」はもともと新世界にはおらず、もっと近い場所からマリンフォードへやってきた可能性があります。
また、シャンクスの剣「グリフォン」も要注目です。兄シャムロックの剣「ケルベロス」は、その他の通り刀身が3つ首の犬に変化する能力を持っています。
これまで作中には、「アラバスタ編」で登場した「イヌイヌの実」を食べた銃「ラッスー」のように、「悪魔の実を食べた無機物」がいくつか出てきました。シャムロックの剣がそれに該当するのかはまだ確定していませんが、シャンクスの剣がたとえば「トリトリの実 幻獣種 モデル『グリフォン』」を食べた、という可能性も考えられます。
グリフォンは、ワシの上半身と翼、ライオンの下半身を持っている伝説の生き物で、空を飛ぶことが可能です。もし、シャンクスの剣に飛行する能力が備わっているなら、赤髪海賊団の船ごとマリンフォードまで運んでもらったのかもしれません。
このようにシャンクスが頂上戦争に間に合った理由について、いくつかの考察が飛び交っています。ただならぬ因縁がありそうなシャンクスとシャムロックの兄弟が対面するとき、この謎も明らかになるかもしれません。
(LUIS FIELD)