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もう諦めムード…←奇跡の復活で大感謝! 「長期休載」から戻ってきてくれたマンガ

読み続けているマンガの長期休載は、ファンにとって悲しい知らせのひとつです。しかし、なかには長い沈黙を破って連載再開を果たした作品もあるので、「もう続きが読めない……」と諦めるのは早いかもしれません。

待ちに待った連載再開に大歓喜! ただ、なかには再び長期休載に入る作品も

画像はTVアニメ『テラフォーマーズ』キービジュアル (C)貴家悠・橘賢一/集英社・Project TERRAFORMA
画像はTVアニメ『テラフォーマーズ』キービジュアル (C)貴家悠・橘賢一/集英社・Project TERRAFORMA

 好きなマンガの連載が終わってしまうことは読者とって悲しいものですが、続きが読めない状態になる「長期休載」の知らせもファンに大きなショックでしょう。もちろん、1日でも早い復帰を望むものの、しばらく音沙汰がなければ、連載再開を諦めてしまっても仕方ありません。

 しかし、なかには、長い沈黙を破って無事に復帰した漫画家もいます。たとえば、岩永亮太郎さんのマンガ『パンプキン・シザーズ』も長い休載後に復帰を果たしました。同作は、争っていた「帝国」と「フロスト共和国」が停戦して3年が経った世界を舞台に、帝国陸軍情報部第3課「パンプキン・シザーズ」が社会的混乱を収める物語です。

 2002年から「月刊少年マガジン増刊GREAT」(講談社)にて連載が始まり、2006年には「月刊少年マガジン」に移籍したものの、特に理由も公表されることなく、2020年から休載期間に入りました。そして、しばらく知らせもないなかで迎えた2024年、同作は約4年ぶりに連載再開を果たします。朗報を受けたファンからは、歓喜の声が相次いでいました。

 ほかには、2014年にTVアニメ化、2016年には実写映画化など、さまざまなメディアミックスが展開された人気マンガ『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠/作画:橘賢一)も、一時期長期休載に入っていた作品です。

 2011年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載が始まった同作は、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人間たちの戦いを描いたSFバトルアクションです。人気を博していたなか、原作者である貴家さんの体調不良によって休載を繰り返すようになり、2018年には病気療養のため長期休載に入ってしまいます。

 さらに作画の橘さんが別の原作者とタッグを組んで『GIGANTIS-ジャイガンティス-』の連載を始めたこともあり、『テラフォーマーズ』が打ち切りになることを危惧する人もいたようです。

 そんななか、本作は2024年4月、約5年ぶりに連載を再開します。以降も休載を挟みつつ続いており、2025年4月10日には最新69話が掲載されました。同作のX(旧:Twitter)公式アカウントによると、貴家さんに子供が生まれた関係で、次回更新は2025年の夏から秋頃を予定しているそうです。

 また、木多康昭さんの『喧嘩商売』の続編にあたるマンガ『喧嘩稼業』は、連載が始まるまで予定よりも時間がかかった経緯があります。

 同作は「最強の格闘技は何か!?」をテーマに、16人の格闘家たちによる真の最強決定戦「陰陽トーナメント」が繰り広げられるバトルマンガです。「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載されていた第1部『喧嘩商売』は2010年9月に完結し、続編の第2部は2011年2月に始まるとアナウンスされていました。しかし、実際に連載が始まったのは2013年12月のことで、さらにタイトルも『喧嘩稼業』に変更されます。

 無事に連載が始まって歓喜した人も多かったようですが、残念なことにその後に不定期掲載となり、さらに2020年から現在に至るまで休載状態です。2024年8月には木多さんが自身のXで「何が原因か全くわからないのだが、急にやる気が出てきた」とコメントしており、再開への期待の声も多く出ていました。

(LUIS FIELD)

【画像】え…っ? 「こんなにウジャウジャと」こちらがアニメ『テラフォーマーズ』のトラウマ級「大量発生」シーンです

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