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「ジブリ」神木、キムタクだけじゃない! 実は出演していた著名人 10代で出演した有名俳優も

これまで数々のヒット作を生み出してきたスタジオジブリ作品は、登場キャラの声をどの著名人が担当するかにも毎回注目が集まります。なかには、「え、この人出演していたの!」と驚きの声があがる意外な人気俳優もいました。

担当していた意外な人物たち

画像は『風の谷のナウシカ』ポスタービジュアル (C)1984 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, H
画像は『風の谷のナウシカ』ポスタービジュアル (C)1984 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, H

 世界的ヒット作を生み出すスタジオジブリでは、キャストに俳優やタレントを起用することが多いです。ジブリ作品に参加したことが広く知られている著名人といえば神木隆之介さんや木村拓哉さんが挙げられます。誰がどの役を担当するのかは、作品を楽しむうえで重要な要素のひとつといえるでしょう。

 そのキャスティングは人間役に限らず、思わぬ「モノ」が声を担った例もありました。1984年公開の『風の谷のナウシカ』では、腐海(ふかい)を統べる「王蟲」の鳴き声にロックバンド「BOOWY(ボウイ)」のギタリストである布袋寅泰さんが奏でたギター音が使用されました。

 布袋さんは2011年に自身のX(旧:Twitter)で本作の音楽を手がける久石譲さんから直々に頼まれたという裏話を明かしています。ゾウの咆哮とも地響きともつかない独特の声がギター音だった事実を知らなかったファンも多く、「あれはギターだったのか」「知れば知るほどすごいナウシカトリビア」と驚きの声があがりました。今後、DVDやTV放送を見直す際は、布袋さんのギターサウンドに耳を澄ませてみるのも一興でしょう。

 布袋さんの例に限らず、意外な俳優が声を担当していたケースもあります。主人公の女子高生「ハル」が、猫の国での冒険をする映画『猫の恩返し』(2002年公開)では、後に『クローズZERO』や『闇金ウシジマくん』でワイルドな役が印象的な山田孝之さんが、当時19歳で猫の国の王子「ルーン」を演じました。

 ルーンは、ハルが命を救う紺色の毛並みにオッドアイが映える「イケ猫」で、若き山田さんが声をあてていた事実は知らない人もいるようです。Xでは「ルーン王子がヨシヒコはなかなかの衝撃」「めちゃくちゃイケボなの納得した」など驚きの声があがっています。

 また、意外な出演者としては高橋一生さんもあげられます。高橋さんは1995年公開の映画『耳をすませば』で、ヒロイン「月島雫」が恋心を抱く少年「天沢聖司」を担当しました。

 低音のイケメンボイスが特徴的な高橋さんは、当時14歳で、収録の1週間後に変声期が始まったそうです。天沢の爽やかな声はまさに「奇跡のタイミング」で収録されたといっていいでしょう。

 では、スタジオジブリ作品に最も多く出演している俳優は誰でしょうか。『千と千尋の神隠し』(2001年公開)で「坊」役を演じた神木隆之介さんや、『ハウルの動く城』(2004年公開)で「ハウル」役を務めた木村拓哉さんなどが思い浮かびますが、最多出演は大泉洋さんです。

 大泉さんは『千と千尋の神隠し』では「番台蛙」役、翌年の『猫の恩返し』では「国語教師」役を演じていました。さらに『ハウルの動く城』ではカカシの「カブ」役、『思い出のマーニー』では主人公「杏奈」の主治医「山下医師」役を演じるなど合計4作品に出演しています。

『ハウルの動く城』では、カブ以外にも序盤でソフィをナンパする兵士役を兼任していました。さらに、大泉さんが所属する演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーも通行人や門番などで全員登場しており、隠れた見どころになっています。

(LUIS FIELD)

【画像】こりゃ、知らんわ! 20年前に「ジブリ」で主演を務めた有名俳優を知る(3枚)

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