【漫画】亀って“クチバシ”があるの!? シュール4コマが「知らない世界」「可愛い…」
漫画家のカメユさんは亀と一緒に暮らしています。その愛くるしい姿だけではなく、鳴き声や抜け毛の心配がなく、室内飼育のペットとしても人気です。実際の経験をもとに描いた「あるある」や、知られざる生態に多くの反響がありました。作者のカメユさんにお話を聞きました。
奥深くもかわいい亀の世界

漫画家のカメユさん(@kameyu28)は、ペットの亀と楽しく暮らしています。ずっと観察をしていると、亀には独自の生態があり、予想外の行動をとることが分かるようです。甲羅から見えている足のことや、歯やキバがない口元の変化など、知れば知るほど面白い発見があって……?
カメユさんが『「亀飼いしか知らない世界」な4コマまとめ。』としてX(旧:Twitter)に掲載した『亀に無視され続けています』(産業編集センター)が話題です。いいね数は4.5万を超えており、読者からは「伸びきった口元がかわいすぎる(笑)」「そんなに足長いことに驚き」「昔飼っていた亀ちゃんを思い出して懐かしくなりました」などの声があがっています。
カメユさんは漫画家として活動しており、SNSではペットの亀とのエッセイマンガを投稿しています。亀の知られざる生態や「あるある」が描かれていて、リアルかつシュールな世界観が人気です。
作者のカメユさんにお話を聞きました。
ーー20年近く亀さんと生活を送っているとのことですが、これから試してみたいこと、気になっている亀さんとの触れ合い方などがあれば教えて下さい。
SNSでほかの亀飼いさんの過ごし方を見ると、外を散歩させていたり、いろいろな野菜をあげたり、頭をなでなでするようなふれあいをやっている方もいるので、少し気になっていますね。
最近もSNSで見てから、手から直接餌をあげられるようになったり、ひとり暮らしができるようになってから部屋を散歩させられるようになったり、長く一緒に過ごすなかで少しずついろいろな触れ合い方を探っています。
ただ基本的にはベタベタ触れ合うことが好きじゃない生き物なので、たとえば部屋での散歩も適当に歩かせて、ときどき亀がひざに登ってくる間一緒にいて、亀が去っていけば深追いせず見送る……。そんな適度な距離感でお互い自分のペースでいられるように楽しみたいと思います。
ーーSNSでの反響が多数寄せられています。特に印象に残った読者の声について教えて下さい。
コメント欄や引用リポストでは、「分かる」というような共感の声が本当に多かったです。リプライで自分の家の亀の写真や動画を送ってくれた方も多く、亀の年が30歳、なかにはアラフィフというような方もいらっしゃいました。私よりも年上の亀たちが元気にご飯を食べたりや、脱走を試みている動画があって、驚きつつほっこりしました。
人生の友と言えるような亀の寿命の長さと、それだけ一緒に過ごしている飼い主さんたちの愛情の深さを心から実感して、想像以上に多くの亀好き仲間がいたことに本当にうれしくなりました。

ーーこれから亀さんと暮らそうとしている人に向けて、アピールポイントやアドバイスなどはありますか?
面白いしぐさや、動きのかわいさの魅力ももちろんありますが、個人的には「のんびりとした時間を感じさせてくれること」が亀との暮らしでも特に好きな部分です。
私が慌ただしく仕事に追われて焦っているときも、振り返ると亀はぼーっとリラックスして手足が伸びきっていたりして、思わず笑ってしまうことも多いです。ゆっくりでも自分の行きたい場所へ必ず行くというような意志の強さ、マイペースに生きる独特のかわいさは、亀にしかない魅力かなと思います。
これから亀と暮らしたい方へのアドバイスとしては、長く一緒にいられるので、時間をかけていろんな姿を観察しながら楽しんで欲しいと思います。私もまだまだ亀との生活も半ばで、さらに10年、20年と、ともにゆったりとした楽しい時間を過ごせたらいいなと思っています。
●カメユさん 過去のインタビュー
(マグミクス編集部)