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『ワンピ』天竜人とブルックに深い関わりが? 最新刊で「隠された過去」の重要人物が判明

マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、現在、物語の核心に迫る事実が次々と明らかになっています。そうしたなか、「天竜人」に関する新たな情報がファンの間で話題です。コミックス最新112巻では「神の騎士団」の一員である「軍子」にまつわる、新事実が判明しました。

天竜人の過去描写に読者が感じた違和感とは?

天竜人と関係がある? 麦わらの一味の音楽家「ブルック」が描かれた『ONE PIECE Log Collection “BROOK”』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
天竜人と関係がある? 麦わらの一味の音楽家「ブルック」が描かれた『ONE PIECE Log Collection “BROOK”』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、最終章に入って以降、初期から張られていた伏線が回収されたり、新たな謎が生まれたりと次々と衝撃的な事実が明らかになり、ファンを驚かせています。そんななか、コミックス112巻では「神の騎士団」の一員である「軍子」にまつわる新事実が発覚しました。

※本記事には、『ONE PIECE』コミックス112巻以降の情報が含まれます。ネタバレにご注意ください。

 これまでの「週刊少年ジャンプ」(集英社)誌面では、彼女の名前は「軍子」とだけ表記されていました。しかし、今回のコミックス収録にあたり修正が加えられ、彼女のフルネームが「マンマイヤー家」の「軍子宮」であることが明らかになったのです。

 作中では、これまで天竜人の名前に男性は「〇〇聖」、女性は「〇〇宮」という称号がつけられており、今回の情報によって、軍子が「天竜人」であることがほぼ確定しました。

 その一方で、新たな謎も浮かび上がります。それは、軍子の過去、そして「麦わらの一味」の音楽家「ブルック」との関係性です。

 軍子の過去については、原作1149話で彼女が「お父さま」と泣き叫ぶシーンが描かれ、読者の間で話題になりました。天竜人といえば、傲慢で冷酷な描写が多く見られるため、「天竜人であるはずの軍子がなぜあのような感情的な姿を見せたのか」と、違和感を覚えた読者も少なくなかったようです。

 この「お父さま」と呼ぶシーンからは、軍子が後天的に天竜人となった可能性、つまり養子として迎えられた、あるいはかつては一般市民だったという過去も考えられます。彼女がもともと天竜人ではなかったとしたら、どのような経緯で「マンマイヤー家」の一員となったのでしょうか。

 また、軍子の過去を巡る大きな謎が、「麦わらの一味」のブルックとの面識です。作中では、ブルックが軍子と手をつないでいるようなシーンが描かれており、過去に何かしらの接点があったことが示唆されていました。

 ブルックは「西の海」の出身で、海賊になる前には護衛戦団の団長を務めていたことが本人の口から明らかになっています。ブルックが団長を務めていたのは、50年以上も前のことであるため、軍子がその頃にブルックと会っていたとすれば、現在の彼女の年齢は50歳を超えていることになります。

 見た目からは想像もつかない年齢ですが、強い権力を持つ天竜人の場合は特殊な延命措置や、「悪魔の実」の能力によって若さを保っている可能性もゼロではありません。

 軍子が「お父さま」と泣き叫ぶ過去や、ブルックとの関係性をふまえると、彼女が単なる神の騎士団の一員ではなく、複雑な過去を背負ったキャラクターである可能性が高いと考えられます。

 軍子の過去が明かされるときには、「世界政府」の秘密や神の騎士団の実態、さらには「空白の100年」の真実にまでつながるかもしれません。 今後、軍子の口からブルックとの出会いや、天竜人になった経緯が語られる日は来るのでしょうか。

(LUIS FIELD)

【画像】え、海賊じゃん… こちらが実は天竜人と深い関係を持っていたキャラです (3枚)

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