「ネタじゃなかった…」米津玄師「IRIS OUT」に驚きの自主規制 ピー音入るも逆に「卑猥」という声も
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌である「IRIS OUT」について、一部の店舗用BGMで歌詞に「ピー音」を入れる措置が取られ、ファンの間で困惑する様子が見受けられます。
「聞き間違いじゃなかった」ファンから驚きの声

興行収入83.1億円を突破するほどの人気を博している劇場版『チェンソーマン レゼ篇』。ストーリーの秀逸さや迫力ある作画、そして「レゼ」の美しさに、多くの観客が魅了されています。そんな本作の主題歌、米津玄師さんによる「IRIS OUT」について、一部の店舗BGMで歌詞の一部にピー音が入る措置が取られ、驚きや困惑の声があがっています。
主題歌「IRIS OUT」は、衝動的でスリリングな楽曲の雰囲気と、レゼと「デンジ」の盲目的で激しい関係性を表現した歌詞が「見事」と絶賛されています。特に「ひっくり返っても勝ちようないゲーム」「初めから黒のみで始まるオセロ」といった比喩表現は、ファンの間で話題となりました。
しかし、この楽曲の歌詞には「ザラメが溶けてゲロになりそう」というフレーズが含まれています。この「ゲロ」という言葉が、飲食店など不特定多数の人が利用する場所で流れる店舗BGMにおいては、自主規制の対象となったようです。
その結果、店舗で流れる編集版では「ザラメが溶けてピーになりそう」として流されており、この措置に気が付いた人たちの間で波紋が広がっています。
実際にSNS上では面白がる声があがる一方で、「ネタツイだと思ってたら本当なんですね……」「やっぱり聞き間違いじゃなかったんだ!」といった驚きの声があがっていました。この自主規制されたバージョンを聴いた人たちからは、「ザラメが溶けてピーになりそうって卑猥やな」といったユニークな感想も飛び出しています。
ただし、このピー音の措置が取られているのは、すべての店舗BGMで統一されているわけではないようです。原曲のまま流れている場所や、「ゲロ」の部分の音が薄くなって歌詞が聞き取りにくい措置が取られている場所も確認されています。
「ゲロ」という言葉の直接的な表現が、楽曲の持つテーマ性や衝動性を高めているだけに、この編集措置についてファンは複雑な心境を抱いています。大ヒット作の主題歌に仕込まれた、思わぬ自主規制。この現象は、現代における音楽表現と公共性との関わりについて、改めて考えさせるきっかけを与えてくれるでしょう。
(マグミクス編集部)


