人生の教訓にしたい“神セリフ”5選　勇気が欲しい時、己の心を奮い立たせたい時…

勇気や力が湧き出るセリフ、強い決意の大切さを学ぶセリフの数々

　勇気が欲しい時や、背中を押して欲しい時、心を奮い立たせたい時、マンガやアニメの名台詞によって“力”が湧き出た経験のある方は、少なくないのではないでしょうか。

　この記事では、人気作品に登場する、人生に影響を与えるほどの名セリフを“神セリフ”と題し、5つ選んでご紹介します。

●「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ。歯を喰いしばって前を向け」

　これは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で“煉獄さん”こと炎柱・煉獄杏寿郎が放った“神セリフ”です。この煉獄さんの言葉に、勇気や力をもらったというファンも少なくないはず。

　未熟で非力さを痛感している主人公・竈門炭治郎に語りかけ、大きな影響を与えました。「君が足を止めてうずくまっても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない」と続きますが、悲しい時や落ち込んでいるときに、うずくまっていても何も変らないから前を向こうと思わせてくれます。

　柱として鬼との戦いに身を投じてきた先輩として、これからまだまだ成長をしていく後輩を導こうとする煉獄さんの生き様が表れているような胸を打つ“神セリフ”でした。

●「断固たる決意が必要なんだ！！」

『SLAM DUNK（スラムダンク）』で主人公・桜木花道の湘北高校で生徒たちを優しく見守る安西先生が放ったセリフ。安西先生の“神セリフ”といえば「最後まで希望を捨てちゃいかん。諦めたらそこで試合終了ですよ…?」が有名ですが、こちらも隠れた“神セリフ”のひとつではないでしょうか。

　これは“高校界の絶対王者”山王工業VS海南の試合のビデオを、湘北メンバーに観せた時に生まれました。山王選手の実力を目の当たりにして、言葉を失っているメンバーに対し「全国制覇を成し遂げたいのならもはや何が起きようと揺らぐことのない、断固たる決意が必要なんだ！！」と力のこもった言葉をかけます。

　いつもは、あまり厳しい言葉は発さない名将ですが、このシーンではひと味違い、印象に残っているファンも多いのではないでしょうか。高い目標に向かう決意や覚悟の大切さを学びました。

「自分を憐むな…」胸に刻みたい“神セリフ”とは

●「自分を憐むな…自分を憐めば人生は終りなき悪夢だよ」

　これは、アニメ『文豪ストレイドッグス』で太宰治が放った“神セリフ”です。自殺マニアという設定の太宰が、存在を否定され続けた自らの過去に囚われる主人公・中島敦へ「たまには先輩らしい助言でもしよう」と送った言葉です。おちゃらけたシーンの多い太宰だからこそ、グッと心を打ちました。

●「自分を信じない奴なんかに、努力をする価値はない！！」

　忍者マンガの名作『NARUTO-ナルト-』で生まれた“神セリフ”です。忍術が使えない“落ちこぼれ忍者”ロック・リー。その恩師、マイト・ガイが彼に放った言葉です。

　仲間の忍者であるネジに才能を見せつけられ「いかに努力したところでお前にオレは倒せない。これは決まっていることだ」と言われてしまい、心が折れてしまいそうになるリー。誰よりも努力を重ねてきましたが「僕は強くなれないんじゃないか」と自分を信じられなくなってしまい、ガイがこの神セリフを送りました。

　仕事などで努力の結果がなかなか現れないとき、この言葉を思い出すと力が湧き出てくるかもしれませんね。

●「今の時代を作れるのは、今を生きてる人間だけだよ…！！」

　これは『ONE PIECE（ワンピース）』より、海賊王の右腕“冥王”シルバーズ・レイリーが麦わら海賊団に放った“神セリフ”です。

　初登場シーンから迫力満点で、「戸惑いこそが人生だよ、黄猿君…！！」など数多くの名言がある人気キャラクターのレイリー。ロジャーのことを語る貴重なシーンで、ウソップが「この海賊時代は意図してロジャーが作ったみてぇだな」と話しますが「そこはまだ答えかねる」と、このセリフを口にしました。

　かつて海賊王の右腕として一時代を築いたレイリーだからこそ、言葉の重みを感じるセリフ。確かに今の時代を作れるのは、今を生きる人間だからこそですよね。心にグッと刺さる言葉でした。

＊　＊　＊

　以上、5つの“神セリフ”をピックアップしましたが、まだまだ紹介しきれないほど存在します。皆さんの心に残っているセリフは何ですか？

（中島憲太郎）