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意外に多かった、「RX-78」のガンダムたち。「ユニコーン」以降に活躍した機体も

本日7月8日は「ガンダムの日」。型式番号の78という数字から、そう言われているそうです。しかし、「RX-78」の型式番号のガンダムは意外に多いことをご存じでしょうか?

実は8号機まで製作されたガンダム

『機動戦士ガンダム』で初めて登場した「RX-78」。画像は「RG RX-78-2ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル」(BANDAI SPIRITS)
『機動戦士ガンダム』で初めて登場した「RX-78」。画像は「RG RX-78-2ガンダム 1/144スケール 色分け済みプラモデル」(BANDAI SPIRITS)

「RX-78」の型式番号を持つガンダムは、いったいどれくらいいるのでしょうか? 公式に認められた「RX-78」だけでも結構な数があります。「ガンダムの日」といわれる7月8日にちなんで、代表的な「RX-78」を振り返ってみましょう。

 まず、皆さんがご存じなのはTVアニメでも主役MS(モビルスーツ)として活躍した「RX-78-2 ガンダム」だと思います。このガンダム初のバリエーションが、3号機にあたる「RX-78-3 G-3ガンダム」でした。

 単なる色違いには理由があります。それは初出が小説で、グレーに塗られていたという記述があっただけだからでした。特にデザインも作られなかったのですが、「MSV」(モビルスーツバリエーション)展開時にカラーイラストが発表され、正式に正史に組み込まれます。

 前後しますが、その後に設定されたのが「RX-78-1プロトタイプガンダム」。ガンダムの1号機です。もともとは一部書籍で発表されていたガンダムの決定稿以前のデザインで、本来はRX-78-2と同じトリコロールカラーでした。これを当時、ガンダムをリアルカラーで塗っていた大河原邦男さんのものに合わせ、白と黒という地味な配色に変更します。

 ここまでの3機がほぼ同じデザインで、昨今は「ファーストロット」と設定されたガンダム。カラーバリエーションなどで比較的よく見るものです。

 しかし、ガンダムは8号機まで製作されたという設定が早い段階で作られていました。劇場版2作目公開後に発売した書籍「ガンダムセンチュリー」がもとになり、「MSV」展開時にその設定が継承され、90年代初頭に「M-MSV」(ミッシングモビルスーツバリエーション)として大河原さんがデザイン、昨今では「セカンドロット」と呼ばれるガンダムが4機生み出されます。これが後にゲーム用のガンダムとしてリデザインされました。

 ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』に登場したのが「RX-78-4 ガンダム4号機」と「RX-78-5 ガンダム5号機」です。先に「M-MSV」時代に発表された小説、ゲームではマルチエンディングになっているので、媒体により最後が大きく異なっていました。

 同じくゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』に登場したのが「RX-78-6 ガンダム6号機」。マドロックという愛称があります。ゲームでは敵キャラとして登場するため、ガンダムには珍しくカメラアイが赤くなっていました。

 最後に、『機動戦士ガンダム戦記』に登場するのが「RX-78-7 ガンダム7号機」。他のガンダムと違い、一年戦争終結後にロールアウトしたガンダムです。独自のフルアーマー装備を2種類持っていました。

 そして、最後に設定だけでいまだにデザインのない「RX-78-8 ガンダム8号機」。しかし、他のガンダムを見ると、いずれゲームで登場するかもしれません。

【画像】ひと目で当てられたら達人級? 「RX-78」のバリエーション(7枚)

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