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『名探偵コナン』同情したくなった犯人「やるせない」「被害者も許せない」の声

毎回さまざまな事件が発生する『名探偵コナン』。コナンが巧妙なトリックを見抜いて真実を暴く姿は爽快ですが、時には犯人側に同情したくなることも……。悲しい理由で罪を犯してしまった『名探偵コナン』の犯人たちに注目します。

違う道を歩んで欲しかった…

ピアノの調べにのせた連続殺人が発生『名探偵コナン』第7巻(著:青山剛昌/小学館)
ピアノの調べにのせた連続殺人が発生『名探偵コナン』第7巻(著:青山剛昌/小学館)

 毎回さまざまな事件を起こす『名探偵コナン』の犯人たち。基本的には憎むべき相手ですが、なかにはかわいそうなきっかけで罪を犯すキャラクターもいます。『名探偵コナン』のなかでも、ファンから同情の声が多い事件を見ていきます。

 まず悲劇的な犯人として印象に残りやすいのが、2021年3月にリメイク版アニメも放送された「ピアノソナタ『月光』殺人事件」です。

 伊豆の小島・月影島を舞台に、多くの犠牲者を出した犯人の浅井成実。成実が殺人を犯した理由は、親を殺害した者たちへの復讐です。しかも犯行後成実の父が残した楽譜が見つかり、「お前だけは真っ当に生きてくれ」という成実の父からのメッセージが……。

 コナンからメッセージを聞かされて、「早くそれを知りたかったよ」と切なそうな表情を浮かべる成実。父の願いにもう少し早く気付いていれば犯罪に手を染めなかったと思うと、やるせない事件です。

 同じく親の復讐で思い出されるのが「憎しみの青い火花」。ある日阿笠博士が運転する車がガス欠になり、コナンたちは通りすがりのクラシックカーに助けを求めます。しかし車に乗っていた男は「一生、ここで待ってなよ。クソジジイ」と言って、走り去ってしまうのでした。

 結局コナンたちは山の上の別荘に向かいますが、直後に爆発が発生。先ほど暴言を吐いた男・周藤豪貴が犠牲になってしまいます。爆発を仕組んだ銀林恵奈の犯行理由は、過去に周藤が山道で発作を起こした恵奈の父を見捨てたため。殺人は肯定されるべきではないものの、ファンからは「周藤の行いは許せないよね」「父親を助けてもらえなかったのはかわいそう」と憤りのコメントが多く寄せられています。

 ほかにも「『ダイエットにご用心』は手のつけられないクレーマーだった被害者も悪いと思う」「生徒の敵討ちで犯行に及んだ『スキーロッジ殺人事件』が印象に残ってる」といった意見があがっていました。

(マグミクス編集部)

【画像】犯行理由に考えさせられるエピソードを収録した巻

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