使えばケンカ発生?『桃鉄』の極悪「攻撃カード」3選。冬眠させた上でお金を奪う暴挙も
「桃太郎電鉄」シリーズにおけるNintendo Switch版最新作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』では、さまざまな効果を持つ「カード」が登場します。なかでもプレイにおいて重要になるのは、ほかのプレイヤーを邪魔する「攻撃系カード」。なかには、使えば喧嘩になるかもしれないほど凶悪なカードも存在しています。
相手の持ち金を一瞬にしてゼロに!
30年以上の歴史を持つ大人気TVボードゲームシリーズ「桃太郎電鉄」。2020年に発売された最新作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番! ~』は、キャラクターデザインの変更に加えて多彩な新イベントも話題になり、YouTubeなどでもさかんにプレイ動画が投稿されています。
『桃太郎電鉄』は、誰がより多く物件を買って収益を得るかを競い合うゲーム。そこでサイコロの出目以上に重要なのが、黄色のカード駅やカード売り場、各種イベントなどで手に入る「カード」です。サイコロを増やせる「急行系」や、効率的にお金を増やせる「利益系」などさまざまな系統に分かれて100種類以上のカードが存在しますが、そのなかでも特に登場すると場がざわつくのが、他プレイヤーを妨害する「攻撃系カード」です。
「攻撃系カード」は相手の利益を奪ったり、行動を制限したりすることができ、特に貧乏神がついているプレイヤーがカードで妨害を受けるととんでもない損害をこうむる場合もあります。
今回は、使えば圧倒的に有利になるがゆえに、他のプレイヤーたちの怒りを買ってしまうかもしれない、凶悪な「攻撃系カード」を3つ紹介します。
●誰もが恐れるシンプルかつ最凶な攻撃系「持ち金ゼロカード」
「持ち金ゼロカード」はその名の通り、指定したプレイヤーの所持金を0にしてしまう恐ろしいカードです。
「決算」後の4月および目的地に何連続かでゴールしたり、ほしい物件駅を独占するためにお金をためていたりと、さまざまな要因で特定のプレイヤーの持ち金が膨れ上がることはよくあります。
もしそんなタイミングで誰かが「持ち金ゼロカード」を手に入れたら、金持ちプレイヤーは青ざめること間違いなし。もちろん、持ち金ゼロカードを次の月に使う前に他プレイヤーも行動することはできるので、物件駅やカード駅でお金を使ってしまうのも手ですが、そんなときに限ってお金を使える駅に止まれなかったりするのが『桃鉄』の怖いところです。仮に手に入れてすぐ使わなかったとしても、「持ち金ゼロカード」を持っている人がいるだけで、他のプレイヤーはビビって行動予定が狂ってしまいます。
相手を陥れるだけなら『持ち金ゼロカード』が最凶ですが、相手の持ち金を吸い取って自分に分けてくれる「ベビキュラーカード」、特定のプレイヤーと自分の持ち金を入れ替える「とっかえっこカード」、みんなの持ち金を平均値にそろえてしまう「たいらのまさカード」、みんなの持ち金を全部かっさらってしまう「坊主丸儲けカード」などもあります。
●数か月間何にもできない……「冬眠カード」
「攻撃系カード」には相手の行動を制限するものが多数ありますが、その中でも一番厄介なのが「冬眠カード」です。こちらも名前そのままの効果で、使用者以外のプレイヤーを「冬眠」させて数か月間何にもできない状態にさせてしまいます(冬でなくても、いつでも使えます)。
ほかのプレイヤーたちが完全停止している状態で自分はやりたい放題、冬眠させられている側は貧乏神の攻撃やいつ来るかわからないスリの銀次におびえながら指をくわえて待ち続けるほかありません。冬眠させている間に、さらに別の「攻撃系カード」で、持ち金やカードを奪うといったコンボ攻撃も可能です。友達と遊んでいるときに行えばヒンシュク間違いなしですが。
●独占崩し、偉人封じ、資産を直接奪う「乗っ取りカード」
『桃鉄』は日本各地の「物件」を購入することで構築していく「総資産」の額で勝敗を決するゲームです。毎年の「決算」で利益を出してくれる「物件」はこのゲームで一番大事なもの。そんな「物件」を相手から奪うことができるのが「乗っ取りカード」です。
奪いたい物件のある駅に止まって使用すれば、高確率で他プレイヤー所有の物件をそのまま自分の資産にすることが可能で、あと一件手に入ればその物件駅を「独占」できる(独占するとその物件駅からの収益は2倍になる)というときや、逆に相手の「独占」を崩して収益と資産を減らしたいときに有効なカードです。
また、最近の『桃鉄』では特定の物件駅を独占すると、ご当地の「歴史偉人」が仲間になって購入プレイヤーをいろんな方法で助けてくれるのですが、「乗っ取りカード」で独占を崩せば、その偉人もどこかへ去ってしまいます。
とりわけ嫌がられるこのカードにも進化系があります。複数回乗っ取り攻撃を仕掛けられる「乗っ取り放題カード」、他プレイヤーの物件を奪うためにいろんな場所に移動できる「強奪飛びカード」なども存在します。
今回紹介した「攻撃系カード」は、対戦相手には相当嫌がられますが、うまく使えばかなり有利にゲームを進めることができます。ちなみに、他プレイヤーが「攻撃系カード」を多数持っていて不安な場合、「武器よさらばカード」で全プレイヤーの「攻撃系カード」を消してしまうことも可能です。ただ、自分が持っている「攻撃系」も消えてしまうので注意が必要です。
(マグミクス編集部)