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『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』アニメ化で気になるポイント4つ また「パワハラ」からスタートか

2022年2月13日に最終回を迎えた『鬼滅の刃 遊郭編』放送後、続編となる「刀鍛冶の里編」のTVアニメ化が発表されました。アニメ化で気になるポイント4つに着目します。

霞柱・恋柱が参戦する「刀鍛冶の里編」TVアニメ化決定

TVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』ティザービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
TVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』ティザービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 2022年2月13日、TVアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』が第11話の放送で最終回を迎えました。「遊郭編」の放送前、「無限列車編」が2021年10月10日より、TV版オリジナルエピソード、新規カットを加えて全7話放送されていたので、翌週からの「鬼滅ロス」を恐れていたファンは少なくないでしょう。

 しかし、「鬼滅ロス」を吹き飛ばすような情報が「遊郭編」最終話放送後に発表されました。「遊郭編」の次のエピソードである「刀鍛冶の里編」のTVアニメ放送が決定。霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃が描かれたティザービジュアルも公開されました。

 放送時期はまだ明らかになっていませんが、戦闘シーンはもちろん、ギャグシーンも豊富、キャラの過去の掘り下げもされる「刀鍛冶の里編」のアニメ化に、ファンの間では「やったー!」「ありがとう!」と歓喜の声があがっています。

 TVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』について、気になる4つのポイントに着目します。

※この記事では、物語の核心に触れないよう留意していますが、原作マンガの内容についての記載があります。未読の方はご了承のうえお読みください。

●主題歌はLiSAかAimerか?

 TVアニメ第1期「竈門炭治郎 立志編」では「紅蓮華」「from the edge」、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では「炎」が大ヒット。TVアニメ第2期となる「遊郭編」の主題歌アーティストもLiSAさんが期待されていました。LiSAさんは「無限列車編」のOP・ED「明け星/白銀」を担当し、「遊郭編」のOP・EDはAimerさんによる「残響散歌」「朝が来る」となりました。

 いずれの楽曲もファンの評価が非常に高く、「刀鍛冶の里編」で起用されるアーティストがLiSAさん、Aimerさんであっても、たとえそうでなくとも最高の楽曲が用意されると信じて間違いなさそうです。女性ボーカルが続いたので、男性ボーカルが起用されることもあるかもしれません。

●またも無惨様の「パワハラ会議」からスタートか?

「遊郭編」第1話は、上弦の参・猗窩座が鬼舞辻無惨のもとを訪ねるシーンからスタートしました。ファンの間で「無惨様のパワハラ個人面談」と呼ばれているシーンで、「青い彼岸花」の情報が得られないこと、無限列車で鬼殺隊士を皆殺しにできなかったことなど、猗窩座は吐血するほど執拗に無惨から責められます。

 そして「遊郭編」最終話は、原作コミックス第11巻の最終ページにあたる、猗窩座が「無限城」に呼び出されたシーンで終わりました。原作の流れ通りにアニメ化されると、「刀鍛冶の里編」第1話は、無惨から上弦の鬼たちへの「パワハラ」シーンからスタートすることになりそうです。

 下弦の鬼たちが粛清された「無惨様のパワハラ会議」は、アニメ第1期最終回の衝撃的なエピソードでした。無惨から上弦の鬼たちへの第2回「パワハラ会議」とも言われるシーンから第3期が始まるとは、なんとも皮肉な展開です。

●霞柱・恋柱の戦闘シーンは「神作画」再び?

「遊郭編」第10話で描かれた音柱・宇髄天元と上弦の陸・妓夫太郎のバトルシーンは、視聴者が息をするのを忘れてしまうほどの圧倒的な「神作画」でした。「派手を司る神」を自称する宇髄の戦いは、爆発と剣戟の飛び散る火花が夜の街で鮮やかに激しく明滅しました。原作では「宇髄天元独自の戦闘計算式である」と解説されていた「譜面」が、アニメでは妓夫太郎のセリフで「譜面だと!? 俺の血鬼術を曲にして弾きやがったのか!」と補足されていたのみで、映像によってその戦闘技術が描かれました。

「刀鍛冶の里編」ではふたりの柱、霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃が参戦します。彼らと鬼との戦闘シーンは最大の見どころとなりそうです。

 蜜璃が使う日輪刀は長いムチのようにぐねぐねとした、特殊な作り。また、蜜璃自身も柔軟性が高く、宇髄以上にアクロバティックな動きで戦います。アニメ化された際に、日輪刀がどのように動くのか、マンガでの表現との違いが気になります。

 無一郎が使うのは「霞の呼吸」です。「炎の呼吸」「水の呼吸」などで現れる、黒いフチの濃いエフェクトがアニメ『鬼滅の刃』の特徴ですが、「霞の呼吸」はどのように表現されるのでしょうか。「霞」と想像すると、静かな絵面が浮かんできますが、ファンが絶大な信頼を寄せるufotableは、想像を超える映像を作り出してくれるだろうと期待できます。

●次の「柱稽古編」以降のアニメはTVか映画か

 そして、少々気が早いですが、ファンが気にしているのは「刀鍛冶の里編の次」。「遊郭編」も放送時から「遊郭編の次のアニメ化は?」と期待されていました。

 エピソードとしては「柱稽古編」と呼ばれていますが、話数としては単行本でちょうど1冊分程度、単体ではTVアニメ1クール分には足りません。続く「無限城編」と合わせて映像化されるのか、もしくはTV版「無限列車編」のように短めの構成になるのか……さまざまなケースが想像されます。派手なシーンがないエピソードですが、例えば映画となったとしても、多くのファンが劇場に赴くことでしょう。

(マグミクス編集部)

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