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簡単操作で爽快感も! スマホゲーム『エヌ・イノセンス』開発者が込めた「格ゲー愛」

アクションは「爽快感重視」、わずらわしさは徹底排除!

バトルでは画面を連続でタップするだけでさまざまなコンボを繰り出せる (C)Asobimo, Inc.
バトルでは画面を連続でタップするだけでさまざまなコンボを繰り出せる (C)Asobimo, Inc.

――ストーリーと並ぶ軸となる、アクション要素についても教えてください。

佐々木 本作における「格闘ゲームのような」部分を全面的に担っているのが私です。昔から格闘ゲームが大好きで、「こんなアクションゲームがあったらいいな」という思いを込めました。

――思い入れのある格闘ゲームはありますか?

佐々木 子供の頃に遊んで衝撃を受けた『ストリートファイターII』をはじめ、あらゆる格闘ゲームを一度は触っているのではないか……というくらいにジャンルとして好きです。本作は3人でパーティを組んで戦いますが、そんなところは『THE KING OF FIGHTERS』シリーズや『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズのエッセンスもあると言えるかもしれませんね。

――画面をタップし続けるだけで相手への接近からコンボまでが自動で繰り出されるのは、とても手軽で、爽快感が強くていいですね。

佐々木 そこは強く意識しました。ついつい「難しくしたくなる」という格闘ゲーム好きな自分を抑え込んだ部分もあります(笑)。

――それだけだと「簡単お手軽アクション!」で完結してしまうのですが、その一方で、コンボをつなげる楽しみは奥深く、すごく力が入っていますよね。

佐々木 自分なりのコンボを構築する自由度を高く保つことは、強く意識しました。メインクエスト(ストーリー)を進めながら、みなさんならではのコンボを作っていただけたら嬉しいです。

――格闘ゲームの雰囲気や爽快感を追求しつつ、基本操作として「ガード」がないのは、割り切った判断だなと感じました。

佐々木 ガードは一部のアバター(キャラクター)のみが使える個性のような位置づけになっていて、基本的には考えなくても問題なく遊べるバランスにしています。格闘ゲームでいう「当て身技」(相手の攻撃に合わせて繰り出し、それをいなしたり防いだりしてからの反撃までがワンセットになっている技の総称)を持っているアバターもいますよ。

――また、クエスト開始時は他のプレイヤーのアバターをひとり借りられますが、クエスト開始前のパーティ編成でメインの3人に組み込むと、自分で所有するのと遜色ない状態で操作できるのがすごく楽しめました。この仕様はかなり思い切ったのではないでしょうか?

佐々木 この仕様は、フィックスするまでに紆余曲折がありましたよね……(笑)。

渡部 「未所持のアバターを一から十まで操作できてしまってよいだろうか?」というのはもちろん考えましたし、何度も議論を重ねました。その結果、持っていなくても触れられるようにしよう、そうして操作した結果「このアバターがほしいな」と思っていただけたら……というところに落ち着きました。

【画像】自分好みのキャラを見つけたい?『エヌ・イノセンス』で操作可能な「アバター」たち(8枚)

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