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キンタマリオで爆笑…みんなやった? 「ファミコンシンクロニシティ」4選

セガマークIIIがなくて、代わりに買ったゲーム機とは?

『ファンタジーゾーン』は途中で武器が購入できるのも楽しかった。画像は『SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.3 ファンタジーゾーン」(セガ)
『ファンタジーゾーン』は途中で武器が購入できるのも楽しかった。画像は『SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.3 ファンタジーゾーン」(セガ)

『ピンボール』と『ドンキーコングJR.』。そう、つまり「ファミリーコンピュータ」との出会いでした。

 しかし当時は得体の知らないゲーム機にがっかりしたものです。ところがプレイするとどうでしょう。楽しい!興奮!感動! セガのことなどあっという間に忘れてしまいました。

 その後のファミコンの躍進と、セガのゲーム機の未来は周知の通り。筆者のように品薄のため偶然ファミコンを買ってもらい、結果的に大勝利だった友人は何人かいました。

●どうやって伝播したのか? キンタマリオと江川の耳

 ここからは、割とメジャーなシンクロニシティを紹介します。

 まず『スーパーマリオブラザーズ』の「キンタマリオ」は、早ければ1-2でお目にかかれます。地下ステージの天井ブロックに乗り、上部にあるスコアやTIME表示の中のコイン獲得数のキラキラしたマークを目指します。このコインとスーパーマリオのお股を上手に重ねると、なんということでしょう……「キンタマリオ」の出来上がり。子供が大好物の下ネタを目の当たりにできます。

 そして「江川の耳」は、『ファミスタ』で拝めます。守備時にファールを打たれた際、1塁もしくは3塁の審判はY字のように手を掲げます。この時、野手を審判に重なるように移動すると、なんということでしょう……。Y字の手が野手の耳のように見え、かつて耳が大きくて有名だった江川卓投手のようだと、認識されていました。これは面白いとかではなく、ファールを打たれたら「耳ポジション」に野手を淡々と連れていくという儀式にも似た行為でした。

 またファミスタでいうと、守備時で一塁フォースアウトにした際、野手を二塁方面に走らせながら無人の一塁に送球。ボールは転々とベンチ方向へ……。なんの意味もありませんが、これも儀式のように行う駄プレイのひとつです。

 これらの小ネタ、ネットのない時代にどのように全国津々浦々にひろがったのかわかりませんが、同世代の人たちは余すことなくやっていたものだと思います。

●ひとくちシンクロニシティ

 最後に、そのほかシンクロシニティを箇条書きでサクッと紹介します。

・『燃えろプロ野球』のヤギが本作中最高の走力。リアル阪神の八木選手の走力に過剰な期待をするも、そうでもなかったことに野球少年がっかりシンクロニシティ
・実家に帰ってファミコンソフトライブラリーを見たら、油性ペンで友人の名前が書かれたソフトが。「借りパク」していたことに自己嫌悪
・『ファミ通』のガバスを貯めるも失くしがち
・懐かしのCDコンポが無いお宅では、プレイステーションでCDを聴く

 この他にも、ファミコン世代の共時性ネタはもっとあるはずです。ぜひ当時の思い出を振り返ってみてください。

(南城与右衛門)

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