声優交代しても「違和感ない!」 絶賛されるアニメ3作
アニメの人気を陰で支える声優。長寿アニメほどキャラと声優の結びつきが強い一方で、さまざまな理由からキャスト変更せざるを得ないこともあります。声優の交代に成功したと話題のアニメに注目。ネット上の声とともにまとめました。
先代からの想いを受け継いで
アニメキャラたちに命を吹き込み、作品の人気を支える声優。長年にわたって同じキャラを担当し続けることがある一方で、高齢化などの理由から次世代のキャストと交代することも少なくありません。この記事では、声優の交代に成功したと言われているアニメを紹介します。
まず話題に挙がる作品といえば『クレヨンしんちゃん』でしょう。1992年のアニメ放送開始以降、主人公のしんのすけ役は矢島晶子さんが担当していました。しかし矢島さんが自ら降板を申し出て、2018年に声優が交代。少年役から少女役まで幅広くこなす小林由美子さんが2代目を務めています。
また、しんのすけの父・ ひろし役も、故・藤原啓治さんが病気療養に専念するのをきっかけに新キャストへバトンタッチ。藤原さんと新人時代から交流のあった森川智之さんが、2016年から代役を担当することになりました。ネット上でも、「このふたりが2代目でよかった。違和感なくて感動」と絶賛するファンが多く見られます。
また1996年から放送されている『名探偵コナン』では、毛利小五郎役を長年務めた神谷明さんが2009年に降板。2010年から、新声優として小山力也さんが抜てきされました。小山さんは海外ドラマ「24」シリーズなど、数多くの作品に出演する人気声優です。交代から10年以上が経過し、ファンの間では「代わった当時はちょっとびっくりしたけど、今は毛利小五郎そのもの」という声があがっていました。
1971年にTVシリーズがスタートした『ルパン三世』も、声優の交代を繰り返しながら長年ファンに愛されているアニメのひとつ。主人公のルパン三世はもちろん、石川五ェ門や峰不二子といったメインキャラのキャストは何度も入れ替わっています。
なかでも2代目ルパン三世を務める栗田貫一さんは、ものまねタレントとしてルパン三世のモノマネを披露していたことで有名でした。先代の山田康雄さんが病に倒れ、急きょ作品に出演することとなった栗田さん。1995年の声優デビュー以降、「栗田さんのルパンを確立した」とネット上でも話題になっています。ファンの心をつかみ続ける長寿作品の陰には、声優たちの並々ならぬ努力があるのでしょう。
(マグミクス編集部)