悪逆非道だけど人気者も ひどすぎる実験をしたマッドサイエンティストキャラたち
マンガ・アニメに出てくる科学者キャラには、マッドサイエンティストもたくさん登場します。なかには、人を人とも思わない極悪非道なキャラも……そんなマッドサイエンティストたちをご紹介します。
汎用性高すぎな名言で有名なタッカー

どんな作品にも個性が特出したキャラはいるものですが、今回は現実にはいてほしくない、でも人気な「マッドサイエンティスト」キャラを紹介します。
●あの名セリフが有名!……『鋼の錬金術師』ショウ・タッカー
まずマッドサイエンティストと言えば、『鋼の錬金術師』のショウ・タッカーでしょう。名前に聞き覚えがない、という方もいるかもしれませんが「君のような勘の良いガキは嫌いだよ」という名セリフで大変有名なキャラクターです。画像やセリフだけは知ってる、という方も多いのではないでしょうか。
タッカーは人語を理解する合成獣(キメラ)の錬成で、国家錬金術師に認められた男です。しかし妻は逃げて行方知れず、幼い娘と犬との3人暮らしでつつましく暮らしていましたが、研究の成果が振るわず国家錬金術師の資格を剥奪される瀬戸際に立たされます。そんな時、再び人語を理解する合成獣の錬成に成功するのです。
しかし、実はかつての合成獣は逃げたということにした妻、そして次は自分の娘と飼い犬を合成して作り上げたものでした。それをエドに勘づかれてしまい、出てきたセリフが「君のような勘の良いガキは嫌いだよ」だったのです。家族を犠牲にしても地位を望む姿は、まさに狂気と言えるでしょう。
●絶対敵にしたくない強すぎる科学者……『BLEACH』涅マユリ
護廷十三隊の十二番隊隊長で、技術開発局の局長でもある涅(くろつち)マユリは自分の身体を改造し、武器や仕掛けを隠し持っています。普段は合理的で理知的に振る舞っていますが、倫理観のない人体実験などを数多く行っているマッドサイエンティストです。
部下を人間爆弾に仕立て上げ、敵にけしかけた上で使い捨てるなど、冷酷で情に左右されない作戦をいとも簡単に行い、さらに滅却師には生きたまま頭蓋に穴を開けたり自分の手で我が子を殺させたりと、ドロドロになるまで非道な人体実験を行っています。石田雨竜がその事実を知り、怒りに燃えるのも当然です。
そんな残忍さを持ってはいますが、彼の研究は組織のためでもあり、味方としては大変心強く、ネットでも「マユリ様」と呼ばれ読者に愛される人気キャラクターです。