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【漫画】気まぐれで拾ってくれた魔女に、元浮浪児は恋するが? 優しい「呪い」の結末に涙

あるところに魔女の気まぐれで命を救われた浮浪児がいました。その少年はすくすくと成長し、10年後には立派な青年に。ある日、町人から「出ていけ」と言われ、魔女は引っ越すことを決め……。作者の納豆まぜおさんにお話を聞きました。

「魔女の呪い」は、誰にとっての「呪い」だったのか?

町人から嫌われている魔女(納豆まぜおさん提供)
町人から嫌われている魔女(納豆まぜおさん提供)

 ガレキに横たわり、息も絶え絶えになっていた少年のもとへ、魔女が通りかかりました。魔女の気まぐれで助かった少年はすくすくと成長し、いつのまにか10年の歳月が経っていました。ある日、ひとりの町人の「出ていけ」という言葉をきっかけに、魔女は引っ越しを決意しますが……。

 納豆まぜおさん(@mazemazemazeo)による創作マンガ『永久の呪いを』がTwitter上で公開されました。この作品は短編集『ウィッチズライブラリー』に収録されているストーリーで、投稿には9000件を超えるいいねがついています。

 読者からは「何度読んでも泣いてしまう」「永遠に忘れることができない呪いが最後の最後で返ってきたんだな」「愛の力は偉大だな」などの声があがっています。作者の納豆まぜおさんにお話を聞きました。

ーー『永久の呪いを』を再掲載するに至った経緯を教えて下さい。

 こちらの短編は以前掲載して、ご好評をいただいたので再掲載しました。1年ほど期間が空いたので、新しく僕のフォロワーになって下さった方々にも読んでほしいと思ったのもあります。

ーーこの作品は感動的なお話が読者を魅了しました。ストーリー構成などについてどのように考えついた作品なのでしょうか?

 悠久の時を生きる魔女、というキャラクターを描いてみたくて、どうすればそれが表現できるかを考えました。人間の行動である「恋愛」を通せば、人間との違いによって魔女のキャラクターが表現できるかなと思いました。また「未練」というものは呪いに似ているなと思い、描きました。

 著:納豆まぜお『ウィッチズライブラリー 魔女の短編集』(ナンバーナイン)
著:納豆まぜお『ウィッチズライブラリー 魔女の短編集』(ナンバーナイン)

ーー読者から「めっちゃ好き」「泣いた」など、たくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 タイトルにもある「呪い」について、「最後に忘れられない呪いを魔女にかけたとも言えるし、最初に忘れられない呪いがお互いにかかっていたとも言える」という解釈をただきました。魔女側にも「呪い」がかかっていた、という考えは新鮮でハッとさせられました。

ーー本作も収録されている、短編集『ウィッチズライブラリー』が好評発売中です。短編集の見どころや、納豆まぜおさんご自身が特にオススメしたい作品について教えて下さい。

 魔女が登場する短編を4つ集めた短編集です。それぞれの魔女の違いを感じてもらいつつ、ファンタジーな世界観を楽しんでいただければと思います。少し残酷な話もありますが、魔女が森のなかに喫茶店を開く『魔女と森のくまさん』も気に入っています。

ーー今後の創作活動のご予定や、チャレンジしてみたいことについて教えて下さい。

 ここ数年はファンタジーに凝っており、ファンタジーマンガばかり描いております。今後数年はこのままファンタジーを楽しみ、その世界をさらに深めたり広げたりしつつ、楽しんで描いていければ最高だなぁと考えております!

(マグミクス編集部)

【マンガ】魔女がかけた強力な「呪い」に「何度読んでも泣く」 本編を読む

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