もはや伝説? ジャンプの「トラウマ級」キスシーン3選 「酔った時は危険」
少女マンガでは、主人公と意中の人が思いを通じてから、「キスシーン」で胸キュンしてしまうことが多いです。一方、少年マンガ、例えば「週刊少年ジャンプ」にも、ロマンチックなキスシーンが登場しますが、羨ましくない強烈なキスもありました。
相手が人間とも限らないジャンプのキスシーン

少女マンガ誌などの恋愛マンガにおけるキスシーンは、名場面も多い素敵な見どころのひとつです。そんなキスシーンは、「週刊少年ジャンプ」でも数々の作品で描かれてきました。
例えば『バクマン。』の最終回における、主人公のサイコーと声優志望のヒロイン・亜豆の「自分たちの描いたマンガがアニメ化して、ヒロインの声優になったら結婚」という約束を果たした上でのキスシーンは、それまでのエピソードを踏まえての感動的な場面となっています。
しかし、ジャンプマンガで描かれたキスシーンは、そんなロマンティックなものばかりではありません。今回は「絶対に憧れない、トラウマレベル」なジャンプのキスシーンを紹介します。
●アニメ版でのキスシーンに作者もドン引き? 『チェンソーマン』
2022年10月より放送されているTVアニメも話題の『チェンソーマン』のキスシーンは、リアルすぎる描写で、作者である藤本タツキ先生がアニメ7話放送後に、Twitterで「よくジャンプでやれたな」と呟くほどでした。
問題のキスシーンは、公安対魔特異課の一員で早川アキのバディ・姫野と、主人公・デンジによるものです。ホテル内での「永遠の悪魔」との戦闘中に、モチベーションをあげようと姫野は「今回の悪魔を倒した人にはなんと! 私がほっぺにキスしてあげま~~す!」と宣言します。
ファーストキスの相手は憧れの上司・マキマと決めているデンジは一度断るも、「じゃあデンジ君が悪魔を倒したら……ベロ入れたキッスしてあげる」と耳元でささやかれ、分かりやすくやる気を取り戻しました。そして、デンジの活躍によって見事悪魔を倒した後、新人歓迎会と称した飲み会で「酔うと姫野はキス魔になる」と知ったデンジは、「確定キスじゃん!」と色めき立ちます。
その後、遅れてやってきたマキマとの飲み比べで酔い潰れた姫野は、ついにデンジに思い切りキス。マキマの目の前という背徳感を覚えながらも、妙に柔らかい感触に動揺するデンジでしたが、それが舌ではなく「ゲロ」だと気付きます。おまけに、クセで口に入ったものを飲み込んでしまうデンジは……という風に、彼のファーストキスは、散々な結果となるのでした。
ちなみに上記のシーンが描かれたアニメ第7話のエンディングテーマ「ちゅ、多様性。」(ano)は、サビの歌詞「get on chu」が「ゲロチュー」に聞こえるようになっています。まさにゲロチューの瞬間をポップに描写しているエンディング映像も含め、強烈なキスシーンでした。
※ここから先の記事では『呪術廻戦』の未アニメ化の内容を含みます。ご了承の上お読みください。