もはや伝説? ジャンプの「トラウマ級」キスシーン3選 「酔った時は危険」
伝説の擬音が鳴り響く超有名キスシーン!

●衝撃の擬音でも知られる、伝説のキスシーン!『ジョジョの奇妙な冒険』
第9部「The JOJOLands」の連載が発表されたことも話題の、人気シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』第1部のキスシーンは、かなり有名な伝説の場面です。
主人公・ジョナサンと、長きにわたるジョースター家の因縁の相手・ディオとの対決が描かれている第1部「ファントムブラッド」では、ディオがジョナサンの初恋の相手・エリナに無理やりキスをしました。それを見たディオの取り巻きの「さすがディオ!」「おれたちにできない事を平然とやってのける そこにシビれる!あこがれるゥ!」というセリフは、読んでいない人も知っていそうなネットミームの定番となっています。
ショックのあまりへたり込むエリナに、ディオは「君……もうジョジョとキスはしたのかい? まだだよなァ 初めての相手はジョジョではないッ! このディオだッ!」と追い討ちをかけますが、エリナは自身の唇を泥水で洗い、ディオに屈辱を与えました。
何もかも強烈なこのキスシーンでは、「ズキュゥゥゥン!!!」という衝撃的な擬音が使われており、アニメ版ではギターをかき鳴らす音で表現されています。常人には思いつかないまさかの擬音や、当てつけのためだけにキスをするも、エリナに仕返しされ激昂するディオの表情など、いろいろとクセが強すぎる名場面でした。
●ゴキブリの特級呪霊相手にためらいなくキス!『呪術廻戦』
2023年7月にアニメ第2期が放送されることが発表された『呪術廻戦』にも、強烈なキスシーンがあります。
その場面は、『劇場版 呪術廻戦0』の主人公だった乙骨憂太が、呪術を与えられた者たちによる殺し合い「死滅回游(しめつかいゆう)」で、ゴキブリの特級呪霊・黒沐死(くろうるし)と交戦した際のものです。
呪霊である黒沐死は、反転術式の正のエネルギーを打ち込めば簡単に倒せるものの、監視されていることを察知した乙骨は、反転術式という切り札を隠して戦っていました。さらに、「リカ」は市民を守っているために使えない、という圧倒的不利な状況です。
その後、近づいてきた黒沐死を前に、反転術式を使う覚悟を決めた乙骨は、なんと黒沐死の唇から正のエネルギーを直接撃ち込んで倒しました。勝利したとはいえ、躊躇なく巨大ゴキブリの呪霊にキスをした乙骨は「ためらいがなさすぎてやばい(笑)」「リカちゃんにもキスしてたし、人間以外とキスしすぎじゃない?」と、読者の動揺を誘いました。
このほかにも、『NARUTO』序盤のナルトとサスケがうっかりキスをしてしまった事故や、『銀魂』の新八と虫のような身体におぞましい顔がついたパンデモニウム(途中から新八から見ると美少女になっている)のキスなど、憧れないキスシーンは多々あります。どれも真似したくないものの、読者に強烈なインパクトを与えました。
(田中泉)