「前から想像してた」「え、本物?」 原作ファン・作者も驚愕の「再現度」だった実写化キャラ
実写化作品では、原作マンガのキャラクターのビジュアルや雰囲気をどれだけ再現できるかが、作品の評価を左右するといっても過言ではありません。これまでにも、俳優が高い完成度でキャラクターを再現し、大きな話題を呼んだ作品がありました。
ファン待望のキャスティングに「待ってました!」と喜びの声

マンガ原作の実写化作品では、キャラクターの再現度がファンから大きな注目を集めます。なかには、人気の俳優がビジュアルや雰囲気を高い完成度で再現し、原作ファンからかなりの好評を得たケースもありました。
●『珈琲いかがでしょう』青山一(演:中村倫也)
2021年に放送されたTVドラマ『珈琲いかがでしょう』(作:コナリミサト)は、移動珈琲屋を営む「青山一」が、行く先々で人生に少し傷ついた人びとを癒していく物語です。
本作は、実写化される前から青山の見た目や佇まいなどが俳優の中村倫也さんに似ていると言われており、ファンの間では「実写化するなら中村さんで」と望む声があがっていました。そんなファンの声が届いたのか、中村さんが青山役に決まり、中村さん自身も「『お待たせしました』といったところでしょうか。これで僕以外の役者が演じていたら何よりもまず僕が文句を言っていたと思うので、良かったなと思います。笑」とコメントしています。
作中では、穏やかな姿だけでなく、ヤクザのもとで働いていた青山の暗い過去も描かれました。感情が欠落したような表情で暴力を振るう狂気的な一面も見せており、中村さんは現在の穏やかな青山と過去の危うい姿を高い演技力で演じ分けています。視聴者からは「どっちの姿も違和感がない」「『絶対中村倫也さんだよな』って思いながら原作を読んでいたから、イメージ通りで安心した」といった声もあがっていました。
●『外道の歌』島田虎信(演:亀梨和也)
現在、DMM TVでシーズン2まで独占配信中のドラマ『外道の歌』(原作:渡邊ダイスケ)では、亀梨和也さんが演じる「トラ」こと「島田虎信」の再現度が話題を呼びました。本作は、「カモ」こと鴨ノ目武(演:窪塚洋介)とトラが、犯罪被害者や遺族に代わって復讐を行う「復讐屋」を描いた作品です。
トラはセミロングの髪型に肩から背中にかけて彫られた刺青、関西弁が特徴的なキャラで、卓越した格闘術を武器に主にターゲットの捕縛を行います。亀梨さんは、こうした特徴的なビジュアルや愛嬌がある雰囲気を見事に再現しており、原作者の渡邊ダイスケ先生も撮影現場で亀梨さんを見て、「僕が描いたトラがここにいます」と驚いたそうです。
また、演技の面でもキレのあるアクションや自然な関西弁などが好評で、視聴者からは「関西弁でロン毛だから亀梨くんは難しいんじゃないかって危惧していたけど、余計な心配だった」「ビジュアルだけじゃなくて、声や話し方まで完璧」と、「ハマり役」と評されました。シーズン2では、溝端淳平さん演じる別の復讐組織「朝食会」に属する「鶴巻裕」との激しい対決も再現され、大きな見どころとなっています。
●『死役所』イシ間(演:でんでん)
全ての死者が最初に訪れ、自身の死に関する手続きを行う「死役所」を舞台にした『死役所』(作:あずみきし)は、2019年にTVドラマ化された作品です。亡くなった人びとや死役所の職員たちが、それぞれの人生と向き合う姿を描いた作品で、キャスト陣の再現度の高さも話題となりました。なかでも、でんでんさんが演じた「イシ間」は高く評価されています。
イシ間は、死役所の他殺課に勤務する年配の男性で、強面な外見とは裏腹に、人情に厚く涙もろい人物です。生前は姪をかわいがっていましたが、ふたりの青年に姪が暴行される現場を目撃し、逆上したイシ間が青年たちを殺害した悲しい過去を持ちます。でんでんさんは、イシ間の人情味あふれる雰囲気を忠実に再現しただけでなく、生前の過去が語られた回では、殺害を決意する際にすっと目の光がなくなるかのような迫真の演技を見せました。
でんでんさんはイシ間を演じるにあたり、「登場人物がとても個性的で、漫画から映像化ということで『漫画を超えられるようなお芝居をしたい!』と思いました」とコメントしています。そんな思いは演技を通して伝わり、視聴者からは「最後まで物語の世界観を壊さずに演じてくれて良かった」「過去のシーンの演技と死役所の演技にギャップがあってすごい」と、絶賛されました。
(LUIS FIELD)

