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信じられない!新作が実現し、ファンが「集団幻覚」だと思ったゲーム3選

実際には存在しないものを、大勢が同様に知覚することを「集団幻覚」と言います。近年では、「実際には発表されていないコンテンツの新作を、あたかも存在するかのように錯覚すること」としても使われるようになりました。ゲームにおいても、SNSでさまざまな「集団幻覚」が飛び交うなか、「実現化」した作品もあるようで……?

待望の新作の実現で、逆に動揺するファンも

美麗なライブシーンや迫力のレースシーンは、2年待った甲斐もある? 画像は『ウマ娘 プリティーダービー 3rd EVENT WINNING DREAM STAGE』Blu-ray(ランティス)
美麗なライブシーンや迫力のレースシーンは、2年待った甲斐もある? 画像は『ウマ娘 プリティーダービー 3rd EVENT WINNING DREAM STAGE』Blu-ray(ランティス)

 2022年12月9日、優れたゲームを表彰する世界的なイベント「The Game Awards」において、あるゲームの最新作が10年ぶりに発売されるというニュースが世界中で話題となりました。

 そのゲームとは、自分だけのオリジナルロボットで立体的なフィールドを舞台に戦う『アーマード・コア』です。カスタマイズ性が高い反面、難易度も高い同シリーズには根強いファンも多く、全く関係のない話題に対して「◯◯が起きる」「しかし体は闘争を求める」「アーマードコアの新作が出る」という「大喜利」が、頻繁に生み出されていました。

『アーマード・コア』の新作が本当に出ることについて、Twitterでは信じられない人たちによる「本当に? 今日って4月1日だっけ?」「落ち着け、まだ公式が勝手に言っているだけかもしれん」などのツイートが連発され、「集団幻覚」「エイプリルフール」がトレンドに入る事態も起こっています。

 今回は、上記のような「集団幻覚」が話題になるほどに、新作が待たれていたゲームと、発表の際のSNSの声を紹介します。

●「ソシャゲ界のサグラダファミリア」とまで称された、アプリ版『ウマ娘 プリティーダービー』

 実在した競走馬を美少女化、その活躍を描いたメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』は、2022年上半期日本のモバイルゲーム収益が82億ドルを記録するほどの、大人気コンテンツです。

 そんな絶好調にも思える「ウマ娘」ですが、実は2018年冬に予定されていたゲームアプリのリリースが「さらなるクオリティー向上のため」に配信延期され、ファンは事前登録をして待つしかありませんでした。2021年2月にリリースが発表された際も、「ソシャゲ界のサグラダファミリアがついに完成した」「『エヴァ』よりも『ウマ娘』が早かったとは」と、にわかに信じ難いファンが続出していたのも、なかなか進捗が見られなかったためでしょう。この発表でも、「集団幻覚」がトレンド入りしました。

 約2年遅れでのリリースとなった『ウマ娘』ですが、たしかに2017年のプロジェクト発表時に公開されたPVよりも、グラフィックが格段に進化しています。当初はレースでの走り方はジョギングのような印象でしたが、現在はどのウマ娘も前傾姿勢で走っており、ライブ映像も熱気が伝わってくるようなリアルなものとなっていました。正式なリリースまで2年もの時間がありましたが、ファンたちは映像の進化に「これだけすごいなら待った甲斐があった」と納得しているようです。

【画像】「幻覚」じゃなくて実体あるよ!本当に実現したゲーム(5枚)

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