【漫画】自信がなく、周りに合わせ「ダサくない格好」 考えが変わったきっかけとは?
20代の頃は自分に自信が持てず、髪型やファッションも流行を追いかけていた作者。そんなときに読んだ『赤毛のアン』の一節が、深く心に残り……。Instagramで公開されたマンガが、「すてきなエピソードですね」と話題になっています。作者の植月えみりさんにお話を聞きました。
自分が本当に好きなものって?

『赤毛のアン』を読んで変わった自分の考えを描いたマンガが、Instagramで1800以上のいいねを集め話題となっています。20代の頃は自信がなく、髪型も服装も流行りに合わせていた作者。自分が本当に好きなものを忘れかけていたとき、『赤毛のアン』を読んで……という内容で、「すてきなエピソード」「若い頃は流行りに合わせたりしますよね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、創作マンガや日常マンガをInstagramで発表している、イラストレーターの植月えみりさんです。植月えみりさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
もともとはオンラインのマンガ学校の課題でした。「心に残った言葉」がテーマで、何を描くか悩みましたが、毎年手帳の最初のページに書き写していた、印象深いこの『赤毛のアン』の一節をマンガにすることにしました。
ーー『赤毛のアン』の一節に出会う前の、植月さんの考えはどのようなものでしたか?
デザイン会社で働いていたので、まわりもオシャレな人が多く、「ダサくない格好をしなければ」と思っていました。流行の服を買っても、すぐ流行りが去って逆にダサい格好になってしまったり、似合わないのに買ったり……を繰り返していました。
ーー『赤毛のアン』に出会って、ファッション以外でも変わったことはありますか?
自分の好きなものを大事にするようになりました。なれ合いの残業はやめてさっさと帰り、ヨガに通って健康に気を使ったり、インプットの時間を増やしたりしました。
ーー今でも、ブレそうになることもありますか?
今はフリーランスになったため、がっつり人と関わる機会が減りました。今後、ママ友など子供関係の知り合いが増えると思うので、そういった人間関係のなかで、ブレずに生きていきたいです。
ーー自分をしっかり持つために、していることや心掛けていることはありますか?
年齢的に、以前よりは流行に疎くなってしまいましたが、そのなかでも自分が好きだと思えるものは試してみたり、取り入れてみたりして、うまく距離感を保てるように心掛けています。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「若い頃は流行に走って失敗した」など、似たような経験をされていた方も多いようで、共感のコメントをたくさんいただきました。そうやって、皆さんも自分の好きなものを見つけていくのかなあ、と思いました。
(マグミクス編集部)



