富野由悠季作品に登場する「変な名前のキャラ」5選 シリアス展開なのに笑っちゃう?
長きにわたり「機動戦士ガンダム」シリーズなど多くの作品を手掛けてきた日本アニメ界の巨匠・富野由悠季監督。シリアスな雰囲気が多い作品群のなか、思わず笑ってしまうネーミングセンスが度々話題にあがっています。富野由悠季監督のアニメ作品から変なネーミングのキャラを紹介します。
「名は体を表す」? 名前から想像した通りの性格
日本アニメ界で知らぬ者はいない巨匠・富野由悠季(とみのよしゆき)監督。日本初のテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』(著:手塚治虫)の制作に携わり、「機動戦士ガンダム」シリーズでは長期間監督として指揮を執る巨匠です。まさに世界に誇る日本アニメ界の創世から現代を知る人物。関わるアニメは迫力のあるバトルシーンやシリアスな物語が多い一方で、実は思わずクスッと笑ってしまうような名前のキャラクターをたびたび登場させています。
まずご紹介するのは『∀ガンダム』に登場する「コレン・ナンダー」。筋骨隆々でオールバックな風貌と口の悪いキャラクター設定から、ひと目で悪役とわかる容姿です。ガンダムを見ると発狂するという、異常なまでにガンダムへの執着心を持っていました。まさに「これなんだあ!?」と思わずツッコミを入れたくなる行動が描かれましたが、物語終盤では重要な役割を果たすなど、最後まで目が離せないキャラクターです。
次に『重戦機エルガイム』から「ハッシャ・モッシャ」を紹介。キャラクターネームからは「ハチャメチャ」な印象を持ち、風貌も一見して野生児タイプのため破天荒なイメージがつきまとうキャラ。しかし実際はシリアスにコメントする場面やサポート役に徹する場面、またある時は自ら指揮を執るなど実力を発揮しています。ネット上でも今なお多くのファンがコメントを残し、愛されるキャラクターです。
続いて『ガンダムZZ』から「メッチャー・ムチャ」。同キャラクターは「ハチャメチャ」ではなく、「めちゃくちゃ」な響きを持つ名前を与えられています。反地球連邦組織エゥーゴの上層部に所属し、高慢かつ小心者な性格から周囲に嫌われるキャラ。部下に無理難題を押しつけたかと思えば、手のひらを返して部下を信用しなくなるなど、長いものに巻かれるタイプです。まさしく「めっちゃ無茶」といえるキャラクターかもしれません。