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豹変ぶりにギョッ! 最狂の「サイコパスキャラ」3選

マンガやアニメ作品には、最初はそうでもなかったのに途中からネタキャラやサイコパス化してしまったキャラも存在します。なぜ変貌してしまったのか、変わり目が気になるところです。非の打ち所がなかったのに落ちぶれてしまったキャラを紹介します。

ラスボスとして魅力抜群だったのに…

『機動戦士ガンダム SEED スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙 HD リマスター』(C)創通・サンライズ
『機動戦士ガンダム SEED スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙 HD リマスター』(C)創通・サンライズ

 最初は威厳ある姿や温和なキャラクターとして登場しても、途中から残念な性格に変貌することはアニメやマンガでは珍しくありません。ラスボスなのに変態と呼ばれてしまったり、サイコパス化してしまったりなど、落ちぶれてしまったキャラは数多く存在します。残念なキャラへと変わり果ててしまった3人のエピソードを紹介します。

※この記事には『機動戦士ガンダムSEED』、『DEATH NOTE』、『幽☆遊☆白書』に関するネタバレが含まれます。ご注意のうえ閲覧ください。

 ひとり目に紹介する残念キャラは、『機動戦士ガンダムSEED』でラスボスを務めた「ラウ・ル・クルーゼ」です。

 『機動戦士ガンダムSEED』は2002年に放映されたロボットアニメで、戦争が激化する世界で中立のコロニーに住む主人公の少年、キラ・ヤマトが戦いに巻き込まれてしまい、ガンダムによって危機を乗り越えていく様子を描いています。クルーゼはキラと敵対する組織の幹部であり、本作の黒幕として何度もキラたちの前に立ち塞がりました。

 一組織に属していながらも、他の組織に情報をリークし世界を大いに混乱させたクルーゼは、キラを苦しめた悪役として魅力的なキャラでした。一方で、クルーゼが仮面をかぶって登場することにかけファンから「変態仮面」とも呼ばれるなど、ネタキャラとしての一面も途中から顔を覗かせるようになります。例を挙げると、部下が美少年ばかりのためショタコン疑惑をかけられたり、歌姫のラクス・クラインに「君の歌は好きだったがね……」とミーハーのようなセリフを放ったりしました。

 ただしネタキャラの一面を含めて、ファンからは「ラスボスとして存在感があった」「狂気的な思想が好き」などの好意的な意見も寄せられています。敵キャラとして優秀であったためか、ネタ扱いされてもファンの信頼はゆるぎないようです。

 主人公でありながら、途中でサイコパス化してしまったキャラも存在しました。「週刊少年ジャンプ」で連載されていたマンガ『DEATH NOTE』の主人公・夜神月(やがみらいと)です。名前を書いた人物が死ぬノート「デスノート」を巡るサスペンスが繰り広げられる物語で、月(ライト)は偶然デスノートを拾ったことから、犯罪者を裁いて自身の理想郷を作るために暗躍します。

 デスノートを拾う前のライトは、成績優秀で正義感の強い好青年でした。ノートを使い始めた当初も、平和な世界を作り上げる理想を抱き、人殺しに躊躇する優しい面を見せています。しかし途中からは他人を利用して陥れることに疑問を抱かなくなり、最終的には自身を邪魔するものは全て排除する、狂気的な人物と化してしまいます。

 デスノートを所持していた記憶が一時的に消えた時は元の善良な性格に戻ったこともあり、「ノートに出会わなければ……」「それほど罪が重くない人を殺して止まれなくなった」などフォローする意見が読者から寄せられていました。

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