「BGMが好き」「家族が集まった気分」オムニバス方式の『ドラクエ4』みんなが好きなエピソードは?
『ドラクエ4』は、シリーズで初めてオムニバス方式のシナリオが採用された作品です。個性豊かなキャラクターたちが織りなす全5章のエピソードのなかで、とくに人気を集めたエピソードを紹介します。
人気だったのは主人公、それともアリーナ姫が活躍する章?

1990年に「ドラクエ」シリーズの第4作目として『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(以降、『ドラクエ4』)が発売されました。同作はシリーズ初の試みとなるオムニバス方式のシナリオでストーリーが構成されています。
個性的なキャラクターたちにスポットの当たる各章のなかで、プレイヤーから人気を集めたのはどんな章だったのでしょうか。そこで本記事では、とくに人気の高い『ドラクエ4』のエピソードを振り返り、ネット上の声とともに紹介します。
※本記事は、ファミコン版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の内容に準拠して記述しています。
●第5章「導かれし者たち」
第5章は、本作の主人公となる勇者を中心に描かれたストーリーです。山奥の小さな村で勇者として大切に育てられた主人公でしたが、ある日、勇者の抹殺を企てるデスピサロの軍勢によって、村が襲われるところから物語が始まります。
血は繋がらないものの優しい両親、あたたかく見守ってくれた村の人びとは、主人公を守るために戦って全滅、そして幼馴染のシンシアも主人公の身代わりとなって命を散らしました。
こうして故郷と愛する人たちを失った主人公は、勇者として邪悪なる者を倒すために旅に出るというストーリーです。
この第5章では、今までプレイした第1章から第4章までのすべてのキャラが登場することもあり、ようやく『ドラクエ4』のメインストーリーが始まった、ともいえます。
第5章が好きというプレイヤーからは、「すべての仲間たちが集結する」という展開を支持する声が多いようです。ネット上には、「今までプレイしたキャラを仲間にしていく過程が盛り上がる」「最終的に家族が集まったような気分に浸れる」といった意見がありました。
●第2章「おてんば姫の冒険」
第2章も人気の高いエピソードで、サントハイムの姫・アリーナが主人公のストーリーです。腕っぷしの強いアリーナには力試しの旅に出たいという夢がありましたが、王様から強く反対されていました。しかし、とうとう我慢できなくなったアリーナは、部屋の壁を蹴破って旅に出ます。
そして城を出た瞬間に、従者のクリフトとブライが仲間に加わり、3人で冒険に出ることに。
この第2章は「ドラクエ」シリーズ屈指の人気キャラであるアリーナが中心のシナリオということもあって、高い人気を誇ります。ネット上には「おてんば姫の冒険が結局一番」「アリーナ、クリフト、ブライのトリオが良い」など、やはりキャラの魅力を推す声が目立ちます。