「ちょうど良い長さ」「世界観にどっぷり浸れる」GWに一気見したい作品5選
まとまった時間が確保できるゴールデンウィーク期間中にシリーズ作品を一気見しませんか。これまで見たかったけど手が出せなかったシリーズを消化するチャンスです。この記事では一気見できるAmazon Prime作品をあげていきます。
見始めたら止まらない!
2024年も春の長期休暇、GW(ゴールデンウィーク)が近づいてきました。今年は平日の3日間(4月30日、5月1日、2日)に休みが取れれば、4月27日から5月6日までの10連休が実現します。シリーズ作品をまとめて消化するのに最適なタイミングだといえるでしょう。この記事ではGWに一気見したいAmazon Prime作品を5作品あげていきます。
●最果てのパラディン
『葬送のフリーレン』のアニメが一段落したことで、良質なファンタジーに飢えている人におすすめなのが『最果てのパラディン』です。引きこもりとして人生をムダに浪費してしまった主人公が異世界に転生し、灯火の女神「グレイスフィール」の導きで、誇り高く慈悲深い聖騎士として成長していく様子が描かれます。
設定としては異世界転生ジャンルに該当しますが、現代人要素は極めて希薄です。異世界転生モノであることを忘れてしまうほど骨太なヒロイック・ファンタジーが展開され、目が離せません。格調高い祈りの文言、邪竜ヴァラキアカの時代がかった大仰なセリフ回しには詩のパワーが宿っており、新鮮に感じられるでしょう。
Amazon Prime Videoでは1期と2期が丸ごと視聴できます。また、ウェブ小説サイト「小説家になろう」では原作小説も全話公開されており、アニメと合わせて楽しめそうです。
●外科医エリーゼ
『外科医エリーゼ』も異世界転生モノの一種ですが、少し展開にギミックがあります。1話の主人公はエリーゼではなく「高本葵」という凄腕の天才外科医なのです。彼女は極めて謙虚で同僚に心配されるほど献身的な人格者ですが、手術のためドイツに向かう途中に搭乗していた飛行機が墜落してしまいます。腹部に重症を負いながらも生き残った彼女は、乗客の手当をしながら力尽き、貴族の令嬢エリーゼとしてベッドの上で目覚めました。
一般的な異世界転生モノなら高松葵がエリーゼに転生した、という展開が定番ですが、本作は逆です。天才外科医の高松葵こそ、大きな過ちを犯して火刑に処されたエリーゼが転生した姿だったのです。高松葵が人並外れて献身的に医療に尽くしていたのは、前世の過ちを精算するためでした。
高松葵から過ちを犯す前のエリーゼに戻った彼女は、現代日本で培った医学的知識や経験をつかって、破滅的な未来を回避するため活動を始めます。異世界転生とタイムリープが組み合わさった作品だといえるでしょう。
『外科医エリーゼ』の原作は韓国のweb小説なので、架空のヨーロッパ風宮廷を舞台にしていても韓流の雰囲気が濃厚です。『宮廷女官チャングムの誓い』や『馬医』などが好きな方におすすめです。