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『コピック』インクがリニューアル アナログ全盛期の思い出を漫画家に聞く

「コピック」全盛期に活動していた漫画家の反応は?

野広実由先生の著書『花野さんとの縁結びは難しい』(ぶんか社)
野広実由先生の著書『花野さんとの縁結びは難しい』(ぶんか社)

 1993年に登場した「コピックスケッチ」はペン先がブラシ状で、漫画家にとって、とても使い勝手のいいものでした。この時期から、急速に人気が高まっていきます。

 デジタルでの作画がまだ一般的ではなく、「コピック」の人気が広まった頃について、エニックス(現:スクウェア・エニックス)から発行された『ドラゴンクエスト 4コマ漫画劇場』で活躍した漫画家にお話を聞きました。

 現在『花野さんとの縁結びは難しい』『やきもの九十九の素敵な食卓』を連載中の野広実由(当時のペンネームは野原すずかけ)先生は、漫画家デビューして間もない当時「もったいなくて、かすれるまで使っていた」とのこと。新「コピックインク」については、「気軽にインクが補充できて良いですね、発売が楽しみ」とコメントしてくれました。

 また、「月刊少年ギャグ王」で連載された『半熟忍法帳』が人気を博した新山たかし先生は、「コピックスケッチ」登場前に「コピッククラシック」のかなりの数をセットで購入していたとのこと。「コピックスケッチ」が発売され、「しまった、こっちの方が使いやすい……ぐぬぬ」となるはめに。必要な時は先端を交換して使っていたそうですが、買い換えるよりはましなものの、高くついてしまったという、苦い思い出があるそうです。

 発売当時のインク補充は、ペン先を取り外し、針状の「コピック バリオスブースター」を「コピック」本体に刺す必要がありました。使用後は専用のアルコール液で洗浄してから他のカラーを入れるという流れで、かなりの手間がかかります。

 新山たかし先生は、「慣れない頃は入れすぎて漏れてしまいました……」「クラシックより、スケッチの方が漏れやすかった気がします」とコメント。補充の思い出も切ないものだったようです。

 クリエイターにとって、画材は生命ともいえます。デジタル化の波のなかでも、多くの人が愛用している画材はできるだけ長く残ってほしいものです。

●【コピックインク】358色のリフィルインク Markers and refills in 358 colors【copic ink】

(マグミクス編集部)

【画像】漫画家・種村有菜さんも愛用「コピック」(7枚)

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