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未参戦より「ワケあり」? 「スパロボ」シリーズに「一度だけ」参戦したロボの顔ぶれ

名だたるスーパーロボットたちが集う「スパロボ」には、さまざまな事情から一度しか参戦しなかったロボットもいました。そうした歴史の影に埋もれてしまったマイナー(?)作品を振り返ってみましょう。

意外にも一度しか出てこない「ガンダム」も

「ガンダム」でも、一度しか登場しない機体が見られる。画像は「MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダム」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
「ガンダム」でも、一度しか登場しない機体が見られる。画像は「MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダム」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 バンダイナムコエンターテインメントが展開する「スパロボ」こと「スーパーロボット大戦」シリーズは、さまざまな作品のロボットたちが一堂に会したゲームです。しかし、その中には一度しか登場しなかったレアな作品もありました。

「一度も」スパロボに登場しなかった作品は、よく話題になります。ところが、「一度しか」登場しなかった作品は、あまり話題にはなりません。やはり一度でも登場することで、ファンの溜飲も下がるのでしょうか。そのようなレアな作品群を振り返ってみましょう。

「スパロボ」では「ガンダム」「マジンガー」「ゲッター」が御三家と呼ばれ、ほとんどのゲームに参戦しています。ところがシリーズではなく作品ごとに見ていくと、意外なことに一度しか参戦したことのない作品がいくつかありました。

「ガンダム」シリーズでは、『第4次スーパーロボット大戦』とその移植作にのみ登場した『ガンダム・センチネル』の主役機「MSA-0011 (MSZ-011) S(スペリオル)ガンダム」が、一度しか登場しなかったことで有名でしょうか。強化形態の「MSA-0011[Ext] Ex-S(イクスェス)ガンダム」と同じく、隠し要素で入手可能なユニットでした。

 実は『センチネル』には詳細になっていない版権問題があり、それが原因で参戦ができないといわれています。これが原因で他ジャンルの商品化にも影響があり、商品化の機会が少ない要因とされていました。

 実際、データ上は作成されたといわれているのが、『第4次』の移植(リメイク)作『スーパーロボット大戦F/F完結編』と、『第2次スーパーロボット大戦α』です。特に『第2次α』では、『機動戦士Zガンダム』名義になっているものの、センチネル版デザインの「RMS-154 バーザム」と「衛星ミサイル」が登場していました。

 また『機動戦士ガンダムF90』に登場した「ガンダムF90V」が『スーパーロボット大戦α』に一度だけ登場しています。「XM-07 ビギナ・ギナ」との選択式の隠しユニットで、移植作である『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』では、「ガンダムF91」との合体攻撃が追加されていました。

 ほかにも『機動戦士ガンダムAGE』や『ガンダム Gのレコンギスタ』、SDガンダム作品などが「スパロボ」では一度しか参戦していません。

 御三家の一角である「ゲッター」にも、『スーパーロボット大戦NEO』にしか参戦したことのない『新ゲッターロボ』があります。もう一角の「マジンガー」は、アニメ化された作品はすべて「スパロボ」に参戦していました。

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