マグミクス | manga * anime * game

2024年ロボットアニメ←良作多すぎ! 「今年の覇権かも」「見たときの衝撃を忘れられない」

2024年も多数のロボットアニメが公開されました。その筆頭に挙げられるのは20年越しに公開された映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でしょうが、ほかにも「クセ強」な個性派作品もあったのが今年の特徴です。

2024年も面白いロボットアニメが多かった!

TVアニメ『アストロノオト』ティザービジュアル (C)アストロノオト/アストロノオト製作委員会
TVアニメ『アストロノオト』ティザービジュアル (C)アストロノオト/アストロノオト製作委員会

 ジャンルとして根強い人気を誇るロボットアニメですが、実は2020年代も『シン・エヴァンゲリオン劇場版』や『機動戦士ガンダム水星の魔女』を筆頭に多数の作品が生まれ、大いに賑わっています。

 特に2024年は1月公開の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』がシリーズ最高の興行収入を大幅に塗り替えてから1年中ロボットアニメが盛り上がっていた印象があります。そのなかには今回紹介するような、相当にクセが強い作品もありました。

●『勇気爆発バーンブレイバーン』

 1月から放送された『勇気爆発バーンブレイバーン』は2024年のロボットアニメシーンを語るのに欠かせません。

 数々のロボットアニメを手がけてきた大張正己監督の最新作で、放送前まではシリアスなリアルロボット路線を匂わせながら、実際は主人公の「イサミ」とライバルの「スミス」、そしてイサミを執拗に愛する「ブレイバーン」を中心とした濃厚なストーリーが展開します。

 その間には変形や合体などロボットアニメ的においしい要素や「さっきから何なんだこの歌は!?」などのネタもてんこ盛りで、「ネット流行語100」にノミネートされるほどの話題作となりました。

●『アストロノオト』

『アストロノオト』は「あすトろ荘」というアパートを舞台にした恋愛コメディです。しかし「最終話で、全部いただきます。」というキャッチフレーズどおり、最終回直前に突然「あすトろ荘」がロボットに変形して主人公の料理人が搭乗し、ヒロインにして宇宙人である大家さんを巡って、地球を包囲する艦隊とバトル!……という超展開を見せました。

 インパクトという点では『勇気爆発バーンブレイバーン』や岩手県大槌町のご当地アニメながら超濃密なWebアニメ『大槌超神楽ダイハンマー』と並ぶ1作です。

●『グレンダイザーU』

 放送開始から50年を迎えようとする『UFOロボ グレンダイザー』をリブート、しかも福田己津央総監督を始め大河内一楼さんや貞本義行さん、田中公平さんといった豪華スタッフが名を連ねて制作はGAINAということで、『グレンダイザーU』は放送前から注目を浴びていました。

 その内容は『UFOロボ グレンダイザー』をベースに多くのアレンジを加えられ、「マジンガーZ」の「マジンガーX」へのパワーアップといった熱い要素もありつつ終盤は主人公の「大介」と敵宇宙人の双子の姫による三角関係が大盛りあがり。これはこれで非常に面白かったため、『U』で終わらずにぜひ『F』『O』まで続けてほしいと思っているのは筆者だけでしょうか?

●2025年以降も注目作ずらり

 ここまで紹介した作品以外にも、人気作の続編『コードギアス 奪還のロゼ』や朝アニメの『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』などもあり、2024年のロボットアニメはバラエティに富んでいました。

 今後も『想星のアクエリオン Myth of Emotions』や『機動警察パトレイバー EZY』といった期待作が控えており、まだまだ新しいロボットアニメの話題には事欠かなさそうです。

(はるのおと)

【画像】パクリ…か? こちらが『アストロノオト』がリスペクトする作品です(4枚)

画像ギャラリー