ルフィは「ニカ」、センゴクは「大仏」←じゃあチョッパーの「ヒトヒトの実」は? ネットでささやかれる説
12月24日といえば、クリスマスイブ……と同時に、『ONE PIECE(ワンピース)』のトニートニー・チョッパーの誕生日でもあります。今やすっかり古参キャラのひとりとなったチョッパーですが、いまだに明らかにされていない謎がありました。
いまだ明かされぬ「ヒトヒトの実」のモデルの謎
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「トニートニー・チョッパー」といえば、「ヒトヒトの実」を食べた悪魔の実の能力者です。本来「ヒトヒトの実」が属する「動物(ゾオン)系」の能力には、なんらかの「モデル」が存在しますが、チョッパーが食べた実のモデルはいまだ明らかになっていません。もちろん、このまま明かされない可能性も考えられますが、今ファンの間ではひとつの仮説が立てられているようです。
まずこれまで登場した「ヒトヒトの実」を振り返ってみると、ルフィの「幻獣種 モデル:ニカ」、センゴクの「幻獣種 モデル:大仏」、オニ丸の「幻獣種 モデル:大入道」といずれも幻獣種、かつ神や妖怪がモデルとなっています。そのためチョッパーが食べた「ヒトヒトの実」もまた幻獣種で、かつ神や妖怪のモデルがある可能性が高いのではないでしょうか。
またチョッパーは「エニエス・ロビー編」や「シャンディ諸島編」での激戦において、その能力を暴走させ、ヒトともトナカイともつかない、大きな角を持つ怪物に姿を変えていました。
大きな角、ヒトともトナカイ(動物)ともつかない姿……。実はこれらの条件に合致する神様が存在します。それがケルト民族に古くから信奉されていたといわれる「ケルヌンノス」です。
ケルヌンノスは、動物(狩猟)と死を司る神で、大きな角を持つとされています。さらにその姿はしばしば雄鹿のような角を持つ男性として描かれており、ある意味ヒトとも動物ともつかない姿と呼べるのではないでしょうか。
またチョッパーは、「ヒトヒトの実」を食べたトナカイでありながら、人間やトナカイ以外にもあらゆる動物と会話する能力も持っています。この能力も、動物の神であるケルヌンノス由来のものとして説明がつきそうです。
そしてケルヌンノスは、動物の神であると同時に、生と死を司る「死神」でもあります。もしかすると完全に能力に覚醒した際には、死者を蘇らせるような力も使えるようになるのかもしれません。それは医師として死の克服に挑むチョッパーに、ふさわしい能力ともいえるのではないでしょうか。
実際、多くの人が「ケルヌンノス」説に注目しているようで、ネット上には「ケルヌンノスなんとなく既視感あると思ったらチョッパーでは?」「狩猟と動物たちの神で、死神の側面もあり、角を持つ……は、確かにチョッパー要素多いかも」「チョッパーの動物と会話できる能力はケルヌンノスから来ていそう」などのコメントが見られました。
物語は最終章に入り、さまざまな事実が明らかになっていく『ONE PIECE』ですが、果たしてチョッパーの「ヒトヒトの実」の「モデル」に言及される日はやって来るのでしょうか。今後の展開に期待です。
(ハララ書房)