春は魔法少女が大暴れ? 「可愛い」だけじゃない一風変わった2025春アニメ
2025年春アニメも放送が間近とあってティザー映像や声優情報の公開が続き、放送を心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。今期のラインナップのなかには魔法少女を題材にした作品が多く、注目を集めているタイトルもあります。
ひと癖ある魔法少女たち

2025年春アニメの放送開始まで残り1週間となりました。今期は60作品以上の放送が決定しており、何を観ようか迷っている人も多いのではないでしょうか?
春アニメのラインナップをひと通り見てみると、心なしか「魔法(を使う)少女」の物語が多い印象です。
●『おいでよ魔法少女村(不法占拠)』
TVアニメ『おいでよ魔法少女村(不法占拠)』は、ギンガム先生の不条理ギャグマンガを原作とした作品で、1分1話のショートアニメとして放送されます。
本作は、勤務先の社長のパワハラによって魔法少女になった43歳の会社員「苫小牧(CV:石見舞菜香)」と、その仲間たちが魔法少女村で過ごす日々を描く物語です。
村には元気すぎる「根室(CV:井澤詩織)」や、飲んだくれの村長「晴耕(CV:上坂すみれ)」など個性豊かなキャラたちが暮らしており、ツッコミどころ満載な話や、ときには狂気じみた内容も描かれます。
原作ファンの間では、まさかのアニメ化に驚く声も多く、グロテスクな描写がどう表現されるのか注目が集まっています。
『おいでよ魔法少女村(不法占拠)』は関西テレビ放送にて4月3日より毎週木曜日27時15分から放送されます。
●『ウィッチウォッチ』
「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中でコミックス累計発行部数300万部を超える同題マンガを原作としたTVアニメ『ウィッチウォッチ』(原作:篠原健太)は、2025年春アニメの注目タイトルのひとつです。
物語の主人公は鬼の末裔である男子高校生「乙木守仁(CV:鈴木崚汰)」です。彼は、人を助けられる魔女を目指す幼なじみ「若月ニコ(CV:川口莉奈)」の使い魔として同居生活を始めます。守仁が、ニコに下った「1年以内に災いが起きる」という不吉な予言から、彼女を守る物語です。
ニコの魔法は、髪の毛を急激に伸ばしたり、人を巨大化させたりと、観ていて楽しいものばかりです。また物語全体では「災い」といったシリアスな要素を含みつつ、コメディ満載の作風が特徴的です。ほかにも、さまざな特殊能力を持ったキャラも登場します。個性豊かな登場人物たちの迫力満点なバトルシーンも期待できそうです。
『ウィッチウォッチ』は、TBS系列にて4月6日より毎週日曜日17時から、連続2クールで放送されます。
●『ある魔女が死ぬまで』
坂先生のライトノベルが原作で、現在「電撃コミックレグルス」(KADOKAWA)にてコミカライズが連載中の『ある魔女が死ぬまで』も、春アニメとして放送されます。
見習い魔女の「メグ・ラズベリー(CV:青山吉能)」は、17歳の誕生日に呪いによって余命が1年しかないことを告げられました。その呪いを解くために必要な人びとの「うれし涙」を集めるため、メグは旅に出ます。
タイトルでは少し悲しいお話と思われがちですが、PVを見る限り比較的楽しい雰囲気が続きそうです。人にどうやって「うれし泣き」してもらうか、初回放送が見逃せません。
『ある魔女が死ぬまで』は、TOKYO MX、サンテレビほかにて4月1日より毎週火曜日24時30分から放送されます。
普段なら1クールに1作品程度しか放送されない魔法を使う少女たちの物語が、今期は1クールで3作品もあることがとても不思議です。偶然ではあるのでしょうが、この春は魔法(を使う)少女たち物語がたくさん楽しめますね。
(LUIS FIELD)