『魔法陣グルグル』のククリ…じゃなかった! 人気漫画家と名作文学のコラボが超豪華
ポプラ社は全国書店店頭にて展開される夏の児童文庫フェア「キミはまだ、名作の面白さを知らない」で、人気漫画家が描き下ろしたオリジナルカバー8点を公開。漫画家から、コメントも届いています。
大人気漫画家8名とロングセラー名作8点がコラボ
ポプラ社は、2020年6月中旬より全国の書店店頭で夏の児童文庫フェア「キミはまだ、名作の面白さを知らない」を開催します。このフェアでは、ロングセラーの名作文学のカバーを、人気漫画家がそれぞれの作品から一場面を選んで描き下ろし。好きな漫画家をきっかけに、まだ読んでいない名作を読んでみてはいかがでしょうか。
●著・夏目漱石『坊っちゃん』×漫画家・浅野いにお
実写映画化もされた『ソラニン』や、『おやすみプンプン』など話題作を手掛ける浅野いにお氏。担当した『坊っちゃん』について「舞台となった松山の抜けるような空を想わせる、気持ちの良い作品です」とコメントしています。
●作・ロフティング 訳・小林みき『ドリトル先生』×漫画家・板垣巴留
板垣巴留氏は「週刊少年チャンピオン」で連載デビューした『BEASTARS』が大ヒット。アニメも大きな話題になりました。2021年にはTVアニメ2期、舞台化も決定しています。『ドリトル先生』について、「心が通っていなければ楽しい会話はできない。愛情深いドリトル先生だからこそ動物の言語を修得できたのだと思う」と、『BEASTARS』を手掛ける作家ならではのコメント。
●著・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』×漫画家・市川春子
2010年『虫と歌』で「第14回手塚治虫文化賞新生賞」を受賞。連載中の『宝石の国』はアニメ化もされました。市川春子氏はターゲットとなる子供たちに対し、夏目漱石の作品について「なんだか分からないことがいくつかある」「それはそのままにしておいていい」と語ります。「いつか大人になり、なんか色々あった後もう一度読むと、驚くほどぜんぶわかるようになっています。それまで長い楽しみをくれるのが、宮沢賢治のお話のすごいところです」
●作・バウム 訳・守屋陽一『オズの魔法使い』×漫画家・衛藤ヒロユキ
『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』でシュールな絵柄とギャグで注目され、「月刊少年ガンガン」で連載開始した『魔法陣グルグル』は一変、かわいらしい絵柄と笑いで大ヒット。アニメ化され、現在も『魔法陣グルグル2』を連載中。衛藤ヒロユキ氏は120年前に描かれたファンタジーの古典『オズの魔法使い』について、「『ヘンでもいいんだ、変則もありなんだ、あと笑いも必要ね』と語りかけてくれます。これぞ生きる知恵だと僕は思います。あなたの人生にもヘンと笑いを!」とコメントしています。
●作・ベルヌ 訳・大久保昭男『十五少年漂流記』×漫画家・大童澄瞳
TVアニメ化されたデビュー作『映像研には手を出すな!』で一躍注目を浴びた大童澄瞳氏。乃木坂46のメンバーを主要キャストにしたドラマ、実写映画化も。「自然・科学にも理解が深かったベルヌの書いたこの小説は、様々な気象や生物が少年達に立ちはだかる。少年達がそれらを乗り越えるのもまた、自然や科学を応用した頑張りなのだ」
●著・宮沢賢治『注文の多い料理店』×漫画家・スケラッコ
「『注文の多い料理店』は昔から大好きなお話です。題名を聴いただけでワクワクしませんか?」と語る、スケラッコ先生。家ほどの大きさの犬との交流を描く『大きい犬』は「このマンガがすごい!2018」にランクインしました。
●作・ブライトン 訳・佐伯紀美子『おちゃめなふたご』×漫画家・種村有菜
種村有菜氏は『神風怪盗ジャンヌ』『満月をさがして』などヒット作が多数。美麗で緻密な作画が特徴。少女たちが憧れる世界を描く種村有菜先生は、『おちゃめなふたご』について、読者に対し「ぜひクレア学院に入学した気になってふたごと共に素敵な毎日を過ごしてみてはいかがでしょう?」とメッセージを送っています。
●作・スティーブンソン 訳・百々佑利子『ジキル博士とハイド氏』×漫画家・星野リリィ
代表作に『おとめ妖怪ざくろ』など。『輪るピングドラム』など、TVアニメのキャラクター原案でも活躍。『ジキル博士とハイド氏』について、「人間の善と悪の葛藤や理想の自分でありたいという願望が物語のテーマになっていて、今読んでもまったく色褪せることがなく楽しめる作品です」とコメントしています。
(マグミクス編集部)