『ワンピ』ブルックの過去がそろそろ判明か? やけに詳しい神の騎士団と怪しい「着地点」
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する音楽家「ブルック」は、元海賊であったことが判明したものの、具体的な過去はぼかされている人物です。そのにごされた過去が「エルバフ編」でついに判明するかもしれない、と注目が集まっています。
ブルックのルンバー海賊団以前の話が明かされる?

マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する麦わらの一味のメンバー「ブルック」は、「ヨミヨミの実」の能力によってよみがえった骨とアフロだけのキャラクターです。彼は音楽家として一味に加入しました。
彼の過去について、「ルンバー海賊団」時代のエピソードが少し語られたものの、それ以前の経歴はこれまでほとんど明かされていませんでしたが、最新のエルバフ編で明かされる可能性が浮上しています。
※本記事はコミックス111巻以降の情報を含みます。未読の方はご了承のうえお読みください。
ブルックは海賊になる前は「とある王国」の護衛戦団の団長を務めていたと自らの口で語っており、この団長時代のエピソードが「エルバフ編」で明らかになるのではないかと予想されているようです。
ネット上では、ブルックがかつて所属していた護衛戦団とは「神の騎士団」ではないかと考察されています。その根拠は1146話でのブルックのセリフにあります。
現在、ブルックたちは神の騎士団のひとり「軍子」と対峙しています。一緒にいた「ジンベエ」ですら軍子を天竜人としか認識できなかったにもかかわらず、ブルックは「おそらくその『上』ですね、『神の騎士団』」と語り、その存在を知っているかのようでした。
作中で『神の騎士団』の存在を知る人物は多くありません。明確に描写されているのは打倒「世界政府」を掲げている「革命軍」の総司令官「モンキー・D・ドラゴン」と海軍元帥の「赤犬」など、ごく一部にとどまっています。この状況から、ブルックがもともと神の騎士団だったから知っているのではないか、または神の騎士団にスカウトされていたのではないかと考えられています。
さらに注目したいのは、神の騎士団や「五老星」が移動時に用いる魔法陣と、「シャボンディ諸島」でのブルックの着地点とが酷似している点です。「バーソロミュー・くま」と対峙した際、ブルックは「ニキュニキュの実」の能力で飛ばされ、魔法陣上に着地しました。
このときのブルックは、偶然、魔法陣の上に着地しただけかもしれませんが、神の騎士団や「五老星」が移動するときと同じように描かれています。作者の尾田栄一郎先生がこの場面を伏線として仕込んだ可能性も考えられ、これがブルックの過去を探る手がかりとなるかもしれません。
このように、エルバフ編ではブルックの過去が明かされそうな場面が描かれています。果たしてブルックは神の騎士団出身なのか、なぜその存在を知っているのか、「エルバフ編」が終わる頃にはブルックの過去について明かされているかもしれません。
(LUIS FIELD)