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衝撃的な内容で話題の2025夏アニメ 過激とはいえ「音声だけってマジですか?」

2025年夏アニメの放送が始まり、さまざまな作品が注目を浴びています。なかには、絵柄からは予想のできない展開や、事前に公開されたPVの印象を覆す内容で、視聴者に衝撃を与えた作品も登場しました。

絵柄や事前PVからでは予想できない展開にビックリ

TVアニメ『ぬきたしTHE ANIMATION』キービジュアル (C)Qruppo/青藍島観光協会
TVアニメ『ぬきたしTHE ANIMATION』キービジュアル (C)Qruppo/青藍島観光協会

 さまざまなタイプの作品がそろう2025年夏アニメは、毎日のように話題が尽きません。なかには、予想外のストーリーや異例の放送形態で注目を浴びた作品もありました。

※この記事はアニメ『タコピーの原罪』『Turkey!』『ぬきたしTHE ANIMATION』のネタバレを含みます。ご注意ください。

 タイザン5先生のマンガが原作のWebアニメ『タコピーの原罪』は、ハッピー星人の「タコピー(CV:間宮くるみ)」が地球で出会った少女「久世しずか(CV:上田麗奈)」の笑顔を取り戻そうと奮闘する物語です。

 放送前に公開された本PVは、原作に沿ったかわいらしい絵柄が印象的で、初めて観る人にはほのぼのとした内容に見えるような演出がなされていました。しかし、第1話では、しずかが同級生「雲母坂まりな(CV:小原好美)」から凄惨なイジメを受け、絶望し首を吊る衝撃の展開が描かれます。

 続く第2話ではタイムリープしたタコピーが誤ってまりなを撲殺してしまい、第3話と第4話では、まりなや同級生「東直樹(CV:永瀬アンナ)」の家庭事情が掘り下げられています。

 第1話の冒頭では「一部、命にかかわるセンシティブな描写が含まれています」というテロップが挿入されていましたが、こうした鬱展開の数々は、原作を知らない視聴者に大きな衝撃を与えました。国内外の視聴者からも、驚きとともにさまざまな反響が見られます。

『タコピーの原罪』は、毎週土曜日24時からNetflixやABEMAほか、各種配信プラットフォームにて配信されています。

 また、オリジナルアニメ『Turkey!』は、放送前のティザー映像やPVでは、ボウリング部に所属する5人の女の子たちが描かれており、青春部活アニメのように思われました。実際に第1話の途中までは、試合での敗北をきっかけに、部の方向性を巡ってメンバー同士が対立する様子が描かれています。

 その後、ボウリングによる勝負でわだかまりが解消されるかと思いきや、投げたボールが突然光り出し、彼女たちは戦国時代へとタイムスリップしてしまうのです。

 この驚きの展開には、視聴者から「今期はすでに大豊作なのに、前代未聞のジャンルのダークホースまで現れた」「追加キャストがめっちゃ豪華」といった声があがりました。

 第2話以降も、ガールズバンド風のオープニング映像や、ボウリングで野武士を撃退するシーンなど、意表を突く展開が続いています。オリジナルアニメということもあり、先の読めないストーリーに毎週ワクワクしながら視聴しているファンが多いようです。

『Turkey!』は、毎週火曜日25時29分から日本テレビほかにて放送されています。

 ほかにも、アダルトゲームが原作のアニメ『ぬきたしTHE ANIMATION』は、驚きの放送形態が採用されました。本作は、性行為を半ば強制する「ドスケベ条例」が施行された「青藍島」を舞台に、その異常な環境に疑問を抱いた主人公「橘淳之介(CV:柳晃平)」たちが立ち向かう物語です。

 設定自体が過激であるため、アニメ化が発表された際には「本当に放送できるのか」と心配の声が出ていました。予想通り、本作は描写の過激さに応じて三段階の放送形態が取られることとなり、TOKYO MX1ではなんと音声のみの放送という異例の対応がなされています。

 TOKYO MX1で本作を視聴した人からは「まじでロゴだけの音声(笑)」と笑いの声があがったほか、なかには放送情報を知らずに録画してしまった人もいたようです。

『ぬきたしTHE ANIMATION』は、AT-Xにて極限まで規制をなくした「青藍島ver.」が、BS11やTOKYO MX2などにて過激なシーンに規制がされた「全面規制ver.」が放送中です。各配信サイトでは、「青藍島ver.」より少し規制がされた「配信限定ver.」も配信されています。

(LUIS FIELD)

【画像】「おい、いいのか」「キービジュでもう見えそう」 コチラが大人向けゲームのアニメ版『ぬきたし』の「配信限定ver.」です

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