マグミクス | manga * anime * game

新アニメ『ぬ~べ~』6話、旧作でカットされた「てけてけ」に悲鳴続出 「顔が~!」「改変でより怖い」

『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉 翔/マンガ:岡野剛)の新アニメ6話で、ついに「てけてけ」の回が映像化されました。

冒頭で「事故の詳細が」

新アニメ『地獄先生ぬ~べ~』の6話「てけてけ」が登場する場面カット (C)真倉翔・岡野剛/集英社・童守小学校卒業生一同
新アニメ『地獄先生ぬ~べ~』の6話「てけてけ」が登場する場面カット (C)真倉翔・岡野剛/集英社・童守小学校卒業生一同

 2025年8月6日(水)に、長年愛される学園ホラーマンガ『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔/作画:岡野剛)の新アニメシリーズ第6話「てけてけの怪」が放送され、話題になりました。

 1996年に放送された最初のアニメ『地獄先生ぬ~べ~』では、原作の第17話「てけてけの怪の巻」は映像化されていません。『ぬ~べ~』で描かれたことで一気に知名度が上がったとも言われるてけてけは、原作ファンの多くがトラウマになった伝説的存在です。今回約30年越しに映像化され、SNSでは悲鳴があふれています。

 アニメ第6話では、主人公「鵺野鳴介(ぬ~べ~)」の教え子「栗田まこと」が、動画配信サイトで列車事故で下半身を失った女子学生の霊「てけてけ」にまつわる都市伝説を知り、てけてけが3日以内に話を聞いた人のところへやってくるという話を信じてパニック状態になります。そして迎えた3日目、ついにまことのもとへ、恐ろしい形相の「てけてけ」が現れました。

 基本的な話の流れは忠実ですが、今回のアニメ版と原作の「てけてけの怪の巻」との明確な違いとしては、マンガで「冬の北海道の鉄道事故で胴体を真っ二つに切られて死んだK・Rさん(仮名)」と説明されていた、彼女の「事故シーン」が冒頭で描かれている点があげられます。事故車両の鉄道員のうちのひとりが連絡のために外に行き、その間に寒さで血管が収縮して即死できなかった被害女性が上半身だけで列車に残った方の鉄道員を追いかけて、逃れようとした鉄道員が電柱に登り凍死する、というてけてけの怪談で定番の描写もありました。

 また、てけてけの話と「てけてけを追い返す呪文」を利用して金を稼いでいるのが、近所の不良ではなく配信者という現代的な設定になったほか、「まことがてけてけに遭遇する日は家に両親が不在」「てけてけから逃げるために2階の子供部屋から1階まで降りなければいけない」という、子供にとって嫌な要素も足されています。さらに、肝心のてけてけの見た目も、原作より「怪物的」に描かれていました。

 新アニメ制作発表時から期待されていた「てけてけの怪」のエピソードに、SNSでは「てけてけの話、オチも含めてしっかり怖く作ってあって良かった」「旧アニメにもなかった原作の話!展開からオチまで忠実で感動したぞ」「改変、追加要素も怖いし、てけてけのビジュパワーアップしすぎやろ!」「現代だから配信者になってんのもおもろ!だけどこれ、よりてけてけが恐れられちゃうんじゃ」「ぬ~べ~、てけてけの怪、病院にいるのに見ちゃった…あばばば、忘れよう」「最後に怖いメッセージ付くのも、ちゃんと原作リスペクトでナイス」などと、さまざまな反応が出ています。

 ちなみに、てけてけにとある「悲しい設定」があり、てけてけの話を広めた人物が最後に報いを受ける、というのは原作通りですが、今回はうわさの元凶が動画配信者のため、最終的に「よりてけてけの恐怖が拡散されてしまう」可能性も示唆されました。1990年代よりも情報が伝わるのが早く、範囲も大きい現代だからこそ、より怖くなる話と言えるかもしれません。

(マグミクス編集部)

【画像】え…原作よりも「顔がヤバくなってる」「目が…」 コチラがついにアニメ化された『ぬ~べ~』の「てけてけ」です

画像ギャラリー